20150719

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ユーザに応じた地図でナビゲーション「診断地図 β」リリース


D3の高田です。
久しぶりの投稿になります。
この度、長年研究していたナビゲーションアプリを無事リリース致しましたので、この場を借りて紹介させて頂きます。

私は、「なぜ人は道に迷うのか」をテーマに研究しておりますが、多岐に渡る分野でも、道に迷う原因や解決方法が研究されております。
このような既存の研究成果から、道に迷う原因は各々のユーザで異なり、提供すべき地図の表現方法も異なると考えました。
そこで、ユーザの認知地図(脳内に存在する地図)に応じたナビゲーションを行うユーザターゲティング型地図ナビゲーションシステムの開発を行ってきました。
今回はこれまでの研究の成果として、Androidアプリ、「診断地図 β」のリリースを行いました。


まず上のような方向感覚についての20問の質問に答えて頂きます。
すると、8タイプの中からユーザに適した地図タイプにカテゴライズされる仕組みになっています。
自分の地図力はどれくらいなのか、地図タイプは何なのか気になる方は、是非チェックしてみて下さい!

また今回はこれ以外に、今後の発展を見据えて、新機能を付けております。


地図には★マークが点在しています。(場所やアプリ内の設定によっては非表示になります。)
これはユーザ投稿による「迷った情報」です。
このように、迷いやすい場所を事前にリサーチすることができるので、是非迷い防止のために活用してみて下さい。
また迷った情報の投稿は、左下の「?」のフッターボタンから可能です。
もし道に迷った時は、是非このボタンから道に迷った情報を投稿お願いします!
(ユーザに関する情報は一切投稿されませんのでご安心してお使い下さい。)

アプリのダウンロードはこちら

診断地図 β(Android)

高田百合奈

20150711

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週報20150711


こんばんは、学部4年の長野誠です。


先週の終わりから他の研究室が新校舎へと引越しを始めたため、今週からゼミを広々とオープンスペースで行うことになりました。それにより大型ディスプレイを使えるようになったので、以前のプロジェクターを用いていた頃よりも資料が鮮明に見え、発表内容も頭に入りやすくなりました。



その発表に関しまして、今週は同期のメンバーが自分の卒業制作に必要な技術を見つけ、それを身に付けていっている様子が目に見えるようになってきたのを感じました。それを見ていると「自分も卒業制作を通じて、何か強みを作れるよに取り組もう」という気持ちになってきました。

そんなわけで私は卒業制作から使い始めたFusion360という3DCADソフトを鍛えていこうと思います。これまではMayaという3Dモデリングソフトを使っていたのですが、最近ではFusion360の正確な数値を用いた操作の方が私の性格に合ってるように思えてきました。これも進歩の兆しだと思って、これからも励んでいきます。


この一ヶ月の間に広島と長崎への出張を通じて、本年度から研究室に在籍している多くのメンバーが研究室としての取り組みを経験し、ゼミに対するイメージに変化があったと思います。私自身もパソコンの画面上での動作しか見ていなかったアーカイブシリーズが、実際に使われている様子を目の当たりにしたときに人との繋がりを持った作品だということを実感しました。そのことを直に感じられたことで、研究室の取り組みへのイメージは身近なものになりました。
そして自分の卒業制作でも、人と作品との繋がりまでイメージして進められるように努めていこうと思いました。

蛇足にはなりますが、この同じ時期に先輩達が抱いていた私へのイメージも変わったような気がします。
ですが、それは虚像です。

それでは失礼します。

20150706

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週報20150706

こんにちは。B4の高田将吾です。
今週は7月4日、5日に長崎研修の模様をお伝えしていきます。


今回の研修の目的は、「ナガサキ・アーカイブ」ワークショップ開催のお手伝いです。

「ナガサキ・アーカイブ」は長崎原爆に関する証言をまとめたデジタルコンテンツです。当プロジェクトは今年で5年目を向かえ、渡邊研究室にとって歴史の長いプロジェクトの一つで、僕らにとっては大学へ入学した時にはすでに始まっていたプロジェクトなんです。

入学当初は、「なんだか、異様にGoogle Earth好きな先生がいるなー」なんて思ったものです。(笑)

そんな、ナガサキ・アーカイブとともに大学生活を過ごしてきたと言っても過言ではない僕ですが、今年はいよいよスタッフとしてプロジェクトへ参加する事になりました。



ワークショップが始まる直前でも、正直僕の気持ちは不安でいっぱいでした。

言ってしまえば、僕らは戦争を知らない世代。「原爆」という言葉が持つ恐ろしさは解っても、そこにリアリティーを感じる事はやっぱり出来ません。

そんな僕が、スタッフとして参加者の方々の前に立って失礼なく接する事が出来るのか、どんな言葉を選べば良いのだろう、そんな不安は解消されないままワークショップは始まってしまいました。

プログラムは、被爆者である永野悦子さんのお話から始まりました。

僕にとって被爆者の方から話を聞くのは初めての経験でした。語り口は優しくともそこから聞こえるのは、想像する事すらためらう情景、突然の家族との別れ、そんな耳を塞ぎたくなるような話でした。

そんな永野さんの話から、原爆の恐ろしさだけでなく平和の大切さもより強く感じる事ができ、僕の中にあったワークショップへの不安は消えました。決して原爆を特別視するのでは無く、自分が思うように自然体で向き合えばいいのだとわかったように感じます。



いよいよ始まったワークショップでは、参加者の方々と一緒に、被爆者の方から伺った証言の中にある場所を、現在の地図と照らし合わせ場所を探っていきます。
そしてその場所に証言を含んだアイコンを配置していきます。

参加者の方々からは、
「自分の通っていた中学校が、軍事施設のあった場所だとは知らなかった。」
「自分の知っている地域が昔は何だったかわかると、一気に現実味が増してくる。」
といった意見がドンドン聞こえてきました。

戦争を知らない僕らは、当時の証言や写真と、今の自分の周りの情報を関連させる事でしか、戦争に対してリアリティーを感じる事が出来ません。
「ナガサキ・アーカイブ」は、現在の地図と、当時の地図を関連付ける事が出来るもので、参加者の方々もそこから「戦争」に対してのリアリティーを感じ取ってもらえていたように思います。

ワークショップを通じて僕自身も、長崎原爆について深く知ることが出来ました。
さらに、いままで見ることが出来なかった渡邊先生の研究の本質についても知ることが出来ました。

先生が終わりのあいさつで言われた言葉がその本質を表していたので今回の週報はその言葉を借りて終わりたいと思います。

------ナガサキ・アーカイブは、Webコンテンツではありません。ここに参加していただいた方、今後参加していただける方、そんな長崎を中心とした人の繋がり、ネットワークこそがナガサキ・アーカイブなのです。


参加者の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。