「日本オリンピック2020」首都大×宮城大合同ワークショップ課題


2020年、日本へのオリンピック招致が決定しました。東日本大震災以降、さまざまな問題が今だ解決されていない状況の中、オリンピック誘致に批判的な意見もあります。しかし、私たちクリエイターにとって、世界のありようを見据えて、来るべきイベントに向けて思考を巡らせる時間は、新たな社会デザインや地域デザインを思考するための、またとないチャンスです。また、開催年である2020年は、学生諸君にとって比較的イメージしやすい近未来といえます。

今回の課題は、ともにオリンピックの競技開催地となる、東京都と宮城県の公立大学、首都大学東京と宮城大学の合同課題です。学生のみなさんには、仮想空間プラットフォーム「Second Life」を活用して、来るべき「日本オリンピック2020」に向けた提案を行ってもらいます。具体的な会場、競技場などのデザインももちろん歓迎しますが、今回の課題では特に、7年後に向けた「社会的アクティビティ」の提案を期待します。

「Second Life」上では、3Dモデルやプログラミングによる自由な空間表現が可能です。さらに、アバターを通したコミュニケーションも行えます。また、ウェブサイトやソーシャルメディアを活用して、仮想世界と実世界をつなぐ試みも推奨します。チームごとに十分に議論し、試行錯誤しながら、各々のアイデアを表現し、未来に向けた動きを生み出していってください。(中田千彦・渡邉英徳)

課題についての詳細
  • チームは首都大メンバーと宮城大メンバーの混成とする予定です。詳細については調整後、連絡します。
  • チーム内のコミュニケーションに際しては、Second Lifeはもちろん、SkypeやGoogle Documentなどを活用してください。
  • 課題の最終提出は11/18の週とします。
  • 宮城大学での講評会は11/12を予定しています。首都大での講評会は調整後、連絡します。
リファレンス、参考文献については以下を参照のこと。その他「LSL」で検索すると、さまざまなドキュメントが参照できます。