“Convergence of Peace Activities” テクノロジーでつながる平和活動 展の開催

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東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室は、NPT(核兵器不拡散条約)再検討会議を開催中のニューヨークにおいて「Convergence of Peace Activities:テクノロジーでつながる平和活動」展(8月6〜7日)を開催します。本展は、UTokyo NYオフィス(東京大学ニューヨークオフィス)で開催する初の展示会となります。

期日・場所

  • 2022年8月6~7日 10:00 – 17:00
    • 8/6の一般公開は13:00より。
    • 8月6日 11:30〜(現地時間)の被爆体験講話(英語)・交流会(日本語)は参加人数を制限します。希望者多数の場合は抽選を行ないます。オンライン配信も予定しています。
  • UTokyo NYオフィス(東京大学ニューヨークオフィス)
  • 入場無料:参加登録フォームからの申し込みが必要です

本展のテーマは、広島・長崎原爆の日とNPT再検討会議が重なるこの機会に、日米で営まれる多様な平和活動の「融合(コンバージェンス)」を、NPT再検討会議開催地のニューヨークにおいて生み出すことです。国境・イデオロギーを越えてテクノロジーでつながりあう、新たな世代の平和活動の端緒となることを企図しています。

本展では、渡邉英徳研究室が取り組む「ヒロシマ・アーカイブ」「ナガサキ・アーカイブ」「ウクライナ衛星画像マップ」など、先端テクノロジーを活用した戦災のデジタルアーカイブを、大型ディスプレイで展示します。さらに、広島・長崎原爆の「きのこ雲」のカラー化写真、原爆投下直後のVRコンテンツ、毎日新聞社・京都大学との共同研究「戦中写真アーカイブ」などの展示・体験コーナーを設けます。

加えて、日本生協連の平和活動を発信するデジタルマップ「CO・OP PEACE MAP」や、NPO NY平和ファウンデーションなどの紹介展示を通して、日米の平和活動の交流の場をつくります。また、NPT再検討会議に参加する日本被団協のメンバーを会場に招待し、被爆講話(オンライン配信予定)やイベント参加者との語らいの場を設ける予定です。

主催

  • 東京大学

企画・運営

  • 東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室
    • 田村賢哉,大井将生,三上尚美,周寧,藤野朝咲,平本智子,片山実咲,渡邉英徳

協力

  • 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)
  • 日本生活協同組合連合会(日本生協連)
  • NY平和ファウンデーション
  • 長崎平和推進協会
  • 青山学院大学 古橋大地研究室
  • 国連国際学校
  • 株式会社毎日新聞社
  • 株式会社光文社
  • 一般社団法人 地域創生グローバル人材支援協会
  • 広島テレビ放送株式会社
  • 西前拓
  • 藤野太一朗
  • 小宮慎之介
  • VisonPort
  • 株式会社エバラボ
  • 株式会社ユーカリヤ

お問い合わせ先

  • 東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室
  • E-mail: hwtnv_at_iii.u-tokyo.ac.jp

展示作品の例






主催者コメント

COVID-19禍のなか始まったロシアの軍事侵攻は、世界に衝撃と混乱をもたらしており、偶発的な核戦争が起きる危険性が高まっています。この状況のもと開催されるNPT再検討会議は、かつてない重要な使命を帯びています。一方、COVID-19禍により進んだ急速なオンライン化は、さまざまな技術・活動をボトムアップに「融合」し、世界を変えつつあります。本展を通して、被爆者が未来の世代に託すメッセージと、さまざまな壁を越えて力強く進んでいく、若者たちによる活動の息吹を感じていただきたいと思います(渡邉英徳)。

渡邉英徳研究室について

東京大学大学院情報学環 渡邉英徳研究室では、デジタルアーカイブ、情報デザイン、データビジュアライゼーションなどの研究を行なっています。本展においては、特に戦災をテーマとしたデジタルアーカイブズ・シリーズなどの研究成果を展示します。

渡邉英徳プロフィール

1974年生まれ。東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。東京理科大学理工学部建築学科卒業(卒業設計賞受賞)。筑波大学大学院システム情報工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。首都大学東京システムデザイン学部 准教授、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所客員研究員などを歴任。著書に「データを紡いで社会につなぐ」「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」(共著)など。