「ネットワーク演習II」受講者のみなさんは、これまでに「Google Earth」「Second Life」などのインターネットサービスを活用した作品を制作し、Webアクティビティを展開してきました。今年度最後の課題では、情報化された/想像上の「もうひとりの自分」を、Twitter Botとして制作します。
ウェブ上に書き出される個人の思考、想いは、書いた本人さえ思野に収めることができないほどの膨大な量になってきています。また、実世界ではほとんど顔を合わせないのに、ウェブ上では毎日「会っている」相手が幾人も居る、というシチュエーションは、すでに普遍的なものになっています。
人々は「ウェブ上の人物像」を通して「実世界の人物像」をイメージし、コミュニケーションを取っています。実/ウェブ世界双方の「自分」を切り分け、使い分けることの意味が徐々に失せつつあるのかも知れません。時間や場所に紐付けられている「実世界の自分」を磨くことだけではなく、いつでもどこでも人とこころを交わすことのできる「ウェブ世界の自分」をしっかりデザインすることが求められつつあります。
今回の課題では、「実世界の自分」と対置されているようで、実はどこかでつながっている、ことばとアイコン(キャラクター)によって生み出される「ウェブ世界の自分」について考え、オリジナルボットを制作してみましょう。
- 2013/12/23時点でのBot一覧
■使用するもの
- Twitbot
- Easybotter (自前サーバが必要)
- その他Twitterと連携するソフト、サービスなどを自由に用いてよい。