デジタルアーカイブ学会 学会賞 学術賞(研究論文)受賞のご報告


 こんにちは。

人間文化研究機構/東京大学大学院情報学環・学際情報学府の大井将生です。

この度、デジタルアーカイブ学会 第5回 学会賞 学術賞(研究論文)を受賞いたしましたことを謹んで報告させていただきます。

受賞論文:


学会からの授賞理由:
「デジタルアーカイブの教育利用は、ストックされた情報の価値を高め、デジタルアーカイブが社会に受容されるためにも重要である。本論文では、デジタルアーカイブの教育手法として開発された学習モデルが紹介される。生徒の問いとデジタルアーカイブ上の資料を接続し、キュレーション学習を行うことで、生徒のリテラシー向上に貢献するというものである。二次利用の設定というデジタルアーカイブ側の課題も指摘される。デジタルアーカイブの教育活用だけでなく構築を展開するために重要な研究であるため、学術賞(研究論文)を授与する。」

詳細はデジタルアーカイブ学会のウェブサイトをご覧ください。


受賞コメントと今後の抱負:
この度は栄誉ある賞を賜り、身に余る光栄でございます。
受賞に関わる研究におきましては、渡邉英徳先生をはじめ、実践校の関係者や資料公開機関の皆様など、多くの方のご支援ご協力をいただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
受賞対象となった論文は、探究学習における学習者の「問い」と多様な資料の接続を支援するための学習デザインと協働キュレーション機能を開発し、授業実践を行ったものです。
今後は、そうした学習の基盤となるデジタルアーカイブを多様な教育情報と繋げ、充実した情報支援を行うための「人」と「データ」のネットワーク構築を目指して研究と修養に努める所存です。引き続き何卒よろしくお願いいたします。