「Nagasaki Archive」が審査委員会推薦作品に選ばれました:第14回文化庁メディア芸術祭 #JMAF

Nagasaki Archive」が、第14回文化庁メディア芸術祭において審査委員会推薦作品に選ばれました。先日のYahoo!Japanインターネットクリエイティブアワード2010での特別賞(Creative Hack賞)受賞に続き、嬉しいニュースです。


Nagasaki Archiveはそもそも、昨年の第13回文化庁メディア芸術祭で展示されていた「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」(審査委員会推薦作品)をご覧になった鳥巣智行さん、大瀬良亮さんから依頼を受けてスタートしたプロジェクトです。実現に至る経緯、制作の流れについては以下、8/6に放送されたNBC長崎放送の報道で詳しく紹介されています。


きっかけとなったフェスティバルに再度入選、展示できることに、とても不思議なご縁を感じます。チームメンバー、そして制作にご協力いただいた皆さまに感謝いたします。

先日の広島女学院における「ヒロシマ・アーカイブ」キックオフ・ワークショップのようすを、写真家の粟根靖雄さんがブログで紹介くださっています(写真を転載させていただきました)。


高校生たちはすいすいGoogle Earthを操作していて「地球扱い」が本当にうまい。なんとなく安心します。参加意識がとても高く、今後制作していくコンテンツに向けてたくさんの貴重な意見を寄せてくれました。さらに一般の方からも多数のリクエストが。被爆直後の緑の復興のようす、被爆者・二世・三世の系譜、2010年の核兵器の実情などをデジタル地球儀上に表示。なかなか大変ですが、成果物に反映していきたいところです。


上の写真は、当日ご参加いただいたスティーブン・リーパーさんのご挨拶。アーカイブのしっかりとしたデモンストレーションははじめてご覧になったとのことで、たいへん喜んでいただけました。

さて、今後の流れについて。まず、広島女学院の生徒たちが、肉親の皆さまを起点に、被爆者の証言インタビューを行っていきます。さらに広島平和記念資料館所蔵の資料、「Message Cloud」的なコミュニケーションの軌跡をデジタル地球儀上に載せ、来春以降、順次公開していきます。来年度の新大学院生+卒研生のチームで取り組むことになるでしょう。みなさまのご協力を賜れれば幸いです。(wtnv)