東京大学大学院 渡邉英徳研究室は,イベント「デジタル時代における戦争体験の継承」(Yahoo!ニュース主催)を共催します。
日時: 2019年8月8日 18:30〜
会場:ヤフー本社17階「ヤフーロッジ」(定員100人)
入場:無料
主催:Yahoo!ニュース
共催:東京大学大学院 渡邉英徳研究室
お申込みはこちらから
戦後74年が経過し,「戦争体験の風化」が大きな社会課題になりつつあります。
あの時,何が起きていたのか。戦場,空襲といった「戦火」の体験に加えて,市民の体験をもとに,市民の生活に戦争がもたらしたものを見つめることにより,私たちの日々の暮らしが戦争によってどう変わり,何を奪われていくのかについて,実感が深まります。
メディアや研究機関,あるいは若者たちが,デジタルツールを駆使して戦争体験をあつめ,伝え,アーカイブする動きが各地で始まっています。また,アニメやコミックなど,若者が親しみやすい表現で,戦争を伝える試みも,ひろく支持されています。
こうした動きは,デジタル時代だからこそ生まれてきたものです。今回のイベントでは,この動きと力を結びつけ,大きな流れを作りたいと考えています。そのために,NHK,沖縄タイムス,ヤフーなどのメディア,そして市民ベースのボトムアップな活動で,戦争体験の収集・継承の活動をしている人々が一堂に会し,取り組みや成果を報告します。
登壇者
- 宮坂学(前 ヤフー株式会社 代表取締役社長(予定))
- NHK「あちこちのすずさん」スタッフ
- 輿那覇里子(沖縄タイムス 記者)
- 渡邉英徳(東京大学 大学院情報学環 教授)
- 庭田杏珠(広島女学院高等学校 生徒)
- 進行:宮本聖二(Yahoo!ニュース プロデューサー/ 立教大学大学院 教授)
第一部:メディアの取り組み
- ネットメディア:宮坂「デジタルによる戦争体験の継承」
- テレビ:NHK「あちこちのすずさん」
- 新聞:與那覇「沖縄戦デジタルアーカイブ」
- 研究者:渡邉「ヒロシマ・アーカイブと「記憶のコミュニティ」」
- 高校生:庭田「カラー化写真と対話による「記憶の解凍」」
会場では,「記憶の解凍」(庭田杏珠× 渡邉英徳)によるパネル・映像を展示します。