課題「Twitter上にもうひとりの自分をつくろう」

いよいよ今年度最後の課題です。

「ネットワークメディアアートII」受講者のみなさんは、これまでに「Google Earth」「ViZiMO」「拡張現実」「Second Life」などのインターネットサービスを活用した作品を制作してきました。

今年度最後の課題では、情報化された/想像上の「もうひとりの自分」(i-self --- informationized / imaginary self)を、Twitter Botとして制作します。

ウェブ上に書き出される個人の思考、想いは、書いた本人さえ思野に収めることができないほどの膨大な量になってきています。また、実世界ではほとんど顔を合わせないのに、ウェブ上では毎日「会っている」相手が幾人も居る、というシチュエーションは、2010年現在すでに普遍的なものです。

人々は「ウェブ上の人物像」を通して「実世界の人物像」をイメージし、コミュニケーションを取っています。実/ウェブ世界双方の「自分」を切り分け、使い分けることの意味が徐々に失せつつあるのかも知れません。時間や場所に紐付けられている「実世界の自分」を磨くことだけではなく、いつでもどこでも人とこころを交わすことのできる「ウェブ世界の自分」をしっかりデザインすることが求められつつあります。

今回の課題では、「実世界の自分」と対置されているようで、実はどこかでつながっている、ことばとアイコン(キャラクター)によって生み出される「ウェブ世界の自分」について考え、オリジナルボット「i-self」を制作してみましょう。

■使用するもの
  • Easybotter
  • その他Twitterと連携するソフト、サービスなどを自由に用いてよい。
■スケジュール(変更する可能性があります)
  • 11/19 初回説明
  • 12/03 中間発表(企画案を各自のブログに書いて提出)
  • 12/24 ベータ版提出・運用開始
  • 01/14 最終発表