2026 Hack-1 ハッカソン GMO賞 受賞記
1. ご挨拶・自己紹介
こんにちは。
修士課程のイ・ソジョンです。
このたび、研究室のメンバーとともに2026 Hack-1 ハッカソンに参加し、GMO賞を受賞することができました。本記事では、大会の概要や受賞内容、そして開発したプロジェクトについてご紹介したいと思います。
チームメンバー
開発
- Hitoshi Matsuno
- Seojung LEE
デザイン
- Gargi Guchhait
- Peiyao QIAO
- Xinyu HE
異なる専門分野や文化的背景を持つメンバーが集まり、約1か月間にわたって協力しながら一つのサービスを作り上げました。
2. 2026 Hack-1 ハッカソンと受賞内容
Hack-1は、デザイナーやエンジニアを目指す学生たちがチームを組み、約1か月間で実際のアプリやサービスを企画・開発するプロジェクト型ハッカソンです。
毎年、社会的なテーマが設定され、参加者はそのテーマに対して新たな価値を提案します。企画からデザイン、開発、発表までの全工程を自ら担当することが特徴です。
2026年のテーマは「小さくなる日本」でした。
参加チームは、以下の3つの視点のいずれか、あるいは複数を組み合わせてサービスを企画しました。
- 小さくなるからつくる
- 小さくならないからつくる
- 小さくなるために作る
人口減少や社会構造の変化が進む日本社会をどのように捉え、どのような技術やサービスによって新たな可能性を提示できるかを考えることが、今回のハッカソンの大きなテーマでした。
その結果、私たちのチームはGMO賞を受賞することができました。
審査では、日本、韓国、中国、インドといった多様な国籍のメンバーで構成されたチームならではの視点を活かし、それぞれの文化的背景や経験をプロジェクトに反映した点が高く評価されました。特に、日本社会に馴染みのない外国人の立場から課題を捉え、その視点をサービスの企画や設計に自然に取り入れたことが評価につながりました。
また、AI生成画像を積極的に活用しながらも、生成ごとに生じる微妙な画風の違いをピクセルアート化の手法によって統一し、サービス全体として一貫したデザイン体験を実現した点も高く評価されました。デザインと技術を融合させることで、より良いユーザー体験を提供したことが、今回の受賞につながったと考えています。
3. 制作内容 ― 外国人向け日本文化学習ゲーム「空気レンズ」
私たちのチームは、外国人が日本文化をより楽しく、わかりやすく理解できるよう支援する学習型ゲーム「空気レンズ」を制作しました。
日本社会には、言葉では明確に説明されないものの、日常生活の中で自然と共有されている文化的規範や暗黙のコミュニケーションがあります。日本語ではこれを「空気を読む」と表現することがあります。
「空気レンズ」は、そのような文化的文脈をゲームとして体験しながら学ぶことができるサービスです。
プレイヤーはさまざまな場面において登場人物の行動や周囲の状況を観察し、適切な選択を行うことで、日本社会の文化的背景やコミュニケーションの特徴を自然に学ぶことができます。
特に、文化の違いによって日本での生活に戸惑う外国人が、日本社会をより深く理解できるよう支援することを目的として開発しました。
4. 参加を振り返って
今回のHack-1は、単なるハッカソンではなく、企画・デザイン・開発・発表までを含め、一つのサービスを完成させるプロセスを経験できた非常に貴重な機会でした。
特に、異なる専門性を持つメンバーと約1か月にわたって協力しながらアイデアを具体化し、実際のサービスとして形にしていく過程では、多くの学びを得ることができました。開発者として技術実装だけでなく、ユーザー体験やデザインの重要性についても改めて考えるきっかけとなりました。
何よりも、忙しいスケジュールの中で共に悩み、最後までプロジェクトを完成させてくれたチームメンバーに心から感謝しています。また、多くの助言や応援をくださった渡邉研究室の皆様にも深く感謝申し上げます。
今後も、技術を通じて社会課題の解決に挑戦し、人々に新しい体験や価値を提供できるプロジェクトに取り組んでいきたいと思います。