長崎被爆写真のフォトオーバーレイ #nagasaki

現在、長崎プロジェクトのコンテンツのひとつである「長崎被爆写真のフォトオーバーレイ(テスト版)」作成に取り組んでいます。写真は長崎原爆資料館所蔵のもの。撮影場所がはっきりしているものに関して、手作業で位置合わせを行い、立体地形と重層表示できるようにしています。



65年の時を隔てて、あの日のナガサキと2010年の長崎が重なりあっていきます。進行中のマッピング作業も、ツバルプロジェクトのそれとは明らかに質が異なり、重圧を感じながらのものとなっています。驚いたことに、1945年の長崎のようすを撮影したカラー写真もあります。これらは米軍病理学研究所から返還された写真。


白黒の写真は生来過去の風景、という雰囲気を纏っていますが、カラー写真は現在の我々のすぐとなりにこうした風景が存在した/することを伝えてきます。先日の長崎出張でも、65年は決して長い時間経過ではないことを実感しました。原爆投下は``ついこの間"といっても過言ではないくらい、近過去のできごとです。

コンテンツは8/9までに公開予定です。(wtnv)