佐賀関大規模火災の被災状況を可視化する3Dデータを作成しました

2025年11月19日に大分市佐賀関で発生した大規模火災について,渡邉英徳研究室では大分合同新聞社との共同プロジェクトとして,現地で撮影されたドローン映像をもとにして,被災状況の3Dモデル(3Dガウシアン・スプラッティング) を作成しました。



生成した3Dデータでは,建物被害の範囲や焼損状況,立ち上る煙,継続する消火活動などを立体的に把握することができます。現場の状況を可視化し,今後の対応や記録保存に役立つことを目指しています。あわせて,日本テレビとの共同研究の一環として,衛星画像・SARデータの解析による被災範囲の特定を行ないました。

また,国際航業株式会社から提供された航空写真を元に,フォトグラメトリ・マップも作成しています。こちらのデータはジオリファレンスされており,地理的条件と合わせて被害状況を確認可能です。

さらに,大分合同新聞が撮影した被災地の映像をパノラマ画像に変換し,被災前のストリートビューと比較できるコンテンツも作成しました。

今回の3Dモデルおよび衛星画像解析は、以下のメディアで紹介されています。

渡邉研究室では,災害・戦災・地域資料のデジタルアーカイブを通じて,社会に役立つ情報の可視化に引き続き取り組んでいきます。