日本デザイン学会 学生交流ワークショップ

修士1年の菊本です。

先日、筑波大学で行われた日本デザイン学会主催の学生交流ワークショップに
M1年の菊本・荒木とD1の高田、原田が参加してきたのでご報告致します。

■学生交流ワークショップとは
 今回筑波大学にて行われた日本デザイン学会の第60回研究発表大会にて行われた
 特別企画で、学生が作品や研究報告を「展示」し「発表」し、それをもとに、
 学生とデザインの研究者やプロのデザイナーと議論をすすめながら、
 「デザインの行為と思考」とは何かを考える。というものでした。


今回の会場である筑波大学には初めてお邪魔しました!
広大な敷地の筑波大学...シャトルバスに揺られて辿りついた芸術系のキャンパスはお洒落で素敵な場所でした。


すてき!


午前中はポスター発表が行われました。

私の発表ブースはこういった様子

私達は卒業制作の発表でしたが、他の学生は授業の課題かつ複数で制作された作品であったり、博士課程の研究テーマの発表であったりと幅広い分野の作品・研究の発表となりました。

午後からは学生が班に分かれ、それぞれの班にプロのデザインの現場で活躍している方々にメンターとしてついて頂き、それぞれの作品・研究を発表した上で[デザインの行為と思考:デザインの学生たちは何をどう学んでいるのだろう?]というテーマディスカッションを行いました。


ここに集まった学生は、世間一般的には「デザイン学生」とまとめられてしまう人々です。
しかし、美大で一つの分野に集中して学習・研究してきた人や
工学系で全くデッサンをしてこなかった人
私達インダストリアルアートのように幅広くデザインについて学びプロジェクトを行ってきた人.....
更に年齢も学部生から、教師をやりながら博士課程をしている人まで本当に幅広い学生が集まっていました。

もちろん、そのような違ったバックグラウンドや現状の中で行う
デザインの方法や考え方、そしてアウトプットとなる作品はまさに十人十色でした。

普段から私達インダストリアルアートは異分野の中で学習する機会が多いものの、
こういった他の「デザイン学生」と意見をかわしていくことはこれまでにあまりなく、
ディスカッションは大変有意義なものとなりました。


最後の班ごとの発表・先生方のコメントの様子

今回行われた学生交流ワークショップは第一回目ということでしたが、これからも継続して行われていくと、デザインを学ぶ学生にとって大変有益だと感じました。

そして、このような中からデザイン学生同士のコラボで作品が生まれていけば
これまでになかった面白いものが生まれてくるのではないか、とわくわくした1日でした!


私がディスカッションをした班のメンバーとメンターさん


企画してくださった日本デザイン学会 研究推進委員会のみなさま、
紹介してくださった先生、このような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。