週報20140624


こんにちは!学部4年の篠浦です。
6/20、21、22に広島にて「ヒロシマアーカイブ」のワークショップを行ったのでご報告いたします。


従来、「ヒロシマアーカイブ」は広島女学院の生徒が証言を集めて、研究室のメンバーがそれらの証言をマッピングしてきました。今回のワークショップでは今後、女学院の生徒が自分たちで証言をマッピングしてコンテンツを育てていけるように指導するのが目的です。



1日目

女学院2年生を対象に渡邉先生が講演を行いました。
“ダークツーリズム”をテーマに、修学旅行先の沖縄と広島との共通点を考えました。
生徒たちはグーグルアースが画面に映ると驚嘆の声があげ興味深そうに、そしてとても集中して話に耳を傾けていました。




2日目

渡邉研に来ている留学生3人が講演を行いました。
土曜日の午後というのに教室は満員に。たくさんの生徒さんにご参加いただきました。ありがとうございます!
この講演も“ダークツーリズム”をテーマに、それぞれの国の“生の声”を聞くことができました。
インドネシアの災害の歌(日本語バージョン)をみんなで合唱したり、ウイグルのダンスがみられたり、、、とても濃い内容でした!
講演後は交流会も行われ、高校生の熱心な姿勢に感心しました。

↓交流会の様子です!





3日目

今回のメインイベント。
女学院の生徒をはじめ、他校の高校生、東京からわざわざ足を運んでくださった方もいました。
参加者は証言を基に被災された場所を特定しマッピング。
私のグループには高校生と中学生がいたのですが、全員にプログラムの部分もいじってもらいました。最初は顔に?がたくさん書いてあった子も最後には「自分にもできそうかも!」と言ってもらえてよかったです。




web版、アプリ版にマッピングしたデータを反映させ、屋上でARアプリを体験してもらいました。
自分たちがマッピングしたデータを見つけるととても嬉しそうに、また誇らしそうにしていました。
アプリを作りたいからプログラミングの勉強をする!という子や、アーカイブの教科書を作る!と意気込んでいる子がいて、本当に充実したワークショップになりました。




この3日目の様子は来月はじめに特集を組んで放映されるみたいです。たのしみですね!




空き時間

話は変わりますが、空き時間に原爆ドーム並びに平和記念公園に足を運びました。話は聞いていましたが、外国の方の多さに本当にびっくりしました。割合で言うと7、8割くらいですかね。
高校生曰く、広島は交通の便的にとても行きにくいところみたいです。それでも広島に訪れて歴史を知り、その分広島の魅力を見て感じて。(これがダークツーリズムなのですね。)
私は広島に初めて訪れたのですが、広島は原爆だけではない、本当に魅力がたくさんあって、いつか必ずもう一度訪れようと思った街でした。




最後に。

3日間通して特に感じたことは高校生のエネルギッシュさと熱い思いでした。
後世に残すためには自分たちが最後の世代かもしれない。そんな事を彼女たち一人一人感じていて、だからこそ今自分たちができることを一生懸命やる。そんな思いがビシビシ伝わってきました。
自分が高校生の頃は何も考えずに生きていたなと思いつつ、私自身とても高校生から刺激を受けた3日間でした。
これからもがんばってください!
また、このような機会を設けて頂いた渡邉先生、女学院の先生方、とても感謝しています。本当にありがとうございました!