週報171130



みなさん、お久しぶりです。
冬に向けて脂肪を蓄えつつあるB4の福山です。

段々寒くなってきたかと思っていたら、もうすぐそこに2018年が迫ってきていました。
卒業制作を仕上げる時間が日々無くなっていくのを感じつつ、パソコンと格闘しています。




今週のゼミ





今週も通常通りゼミが行われました。


私は相変わらず観光を手助けするためのアプリを制作しています。
毎週進捗状況を発表しているのですが、今週は謎のエラーと格闘していたおかげであまり進展がありませんでした。

先生や先輩方から励ましてもらい、自分の不甲斐なさを痛感しているところであります。
来週には、エラーを乗り越え成長した姿をお見せしたいです!





特攻の島、自動色付け写真について


さて、今回は研究室の本棚に置いてある「特攻の島」という漫画について紹介していきたいと思います。





何故いきなり漫画の紹介?と思われるかたもいると思うのでこちらの写真をご覧ください。




この写真は、渡邉先生が11月20日にTweetした写真です。
以下、Tweetを転載させていただきます。




この写真を見た瞬間に、特攻の島を思い出しました。何故なら、特攻の島は人間魚雷「回天」に搭乗する隊員達、いわゆる回天特別攻撃隊を取り扱った漫画であるからです。


現在8巻まで出版されています。(研究室には、お分かりの通り5巻までしかありません。)私は全巻読ませていただきました。
特攻の島の作者は、佐藤秀峰さんで他の代表作は「ブラックジャックによろしく」「海猿」などがあります。


特攻の島は、実際に回天に乗って特攻を控えている隊員達や、開発者や特攻の指示を直接下す上層部など、回天に携わる人たちの関わり合いや心情をリアルに描かれています。
また、機材トラブルや戦況により出航はしたものの出撃できなかった人たち、取り残された人たちの葛藤も事細かに描かれています。


私が生まれてすぐに亡くなった祖父は、神風特攻隊に所属していたのですが、出撃する前に終戦を迎えて帰ってきたと祖母や母からいろいろ話を聞かされてきました。

特攻はご存知の通り、爆弾を積んで体当たりし自爆するという戦死を前提とした、帰る事のない攻撃です。


今まで私は、祖父の気持ちを、「出撃しなくてよかった。帰ってこれてよかった。」と一方的に決めつけていました。


しかし、当時祖父は自分の想像のはるかに上回る葛藤を抱いていたのかもしれないと、漫画を読んで初めてもう一度考え直しました。
特攻の島には、「早く出撃させてくれ。」「先にいった仲間に早く追いつきたい。」などな心情が描かれていました。

このように私が考えていた祖父の考えや気持ちを見つめ直す事は、自動色付け写真や特攻の島と出会う事がなければ、しなかったと思います。



私に祖父のことを顧みるきっかけを与えてくれたのは特攻の島でしたが、自動色付け写真は、多くの人に今と繋がってることを実感させ、その写真の当時のこと顧みるきっかけを与える役割にはちょうどいいのではないでしょうか。



次回祖母の家に帰った時には、祖父の写真を祖母や親戚と自動色付けして、祖父の思い出話などをたくさん聞きたいと思います。






次回の週報は、山本くんです。よろしくお願いします。