週報20101115

週報担当の高橋です。
研究室の皆それぞれ自分の卒制に向けとても忙しい毎日を送っています。

今週は私の卒業制作について紹介させて頂きます。



◆研究テーマ
「ビジュアライズで追う近代から現代のデザイン史」

文章の文字だけでは想像しにくく相手に伝わりにくいモノを映像として再表現することによって、よりわかりやすいモノにする、というものです。

デザイン史はその分野に関わる仕事や学んでいる人たちであれば必ず勉強する機会があり、ちょっと目を通しただけでは歴史の流れなどを捉えるのは非常に難しいです。私自身正直ちょっと苦手でもあったのでリベンジ的な意味でもまた学んでみたいという思いから世界デザイン史をテーマに扱う事にしました。

◆構想
制作ツールとしてはグーグルアースを利用します。

具体的には、歴史上の美術家、生まれた運動や思想などをその時代背景の説明文と共に写真とマッピングしていき、最終的なものとして、グーグルアース上で映像を録画するツアーの機能を利用していくつかのツアーを制作しようと考えています。
これは元々考えていた研究テーマが「インターネットサービスを活用した、動画による文章の再表現」であり、ツアーを制作することにより余計な操作をせず、誰にでもわかりやすく伝えられるのではないかとの考えからです。

デザイン史を扱うメリットとしては
地球儀状のグーグルアースを有効的に使え、視覚的にもわかりやすく新たなの学習手段にもなり、またこのようなデジタルコンテンツであれば、保管等のスペースを必要もせずインターネットを通じて世界中に手軽に配信することが可能な点等が挙げられます。



現段階としてはマッピングの作業をしつつ、グーグルアース上のインターフェースをどのようにするか検討中です。制作を進めるうちに、実際ちゃんと向き合わなければならない具体的な問題が沢山出てきて大変です!

どのようなものが出来るか自分でも少し不安でもありますが
将来的にはインダストリアルアートの後輩たちにも役立ててもらえるようなモノが出来たらいいなと考えています。

良いものが作れるように引き続き、制作を頑張っていきたいです。



(高橋)