VR学会 in 函館

M1の高田です。
9月20日~22日に、函館で開催されたVR学会に参加させていただきましたので、久々にブログを書かせていただきます。

私は今回、デモ展示の方で関わらせていただきました。
初めてのVR学会でしたが、これまで参加した学会や展示よりも、お客さん皆さん、とても渡邉研の研究内容に興味を持って、熱心に聴いてくださった方が多かったと感じました。



VR学会は、工学系の内容で、その他の展示や発表内容は、技術部分は分からないものばかりでしたが、興味のある発表や展示が多くあり、3日間様々なお話を伺うことが出来ました。
これまで私は、技術的な部分にはあまり触れず、工学系の知識がなかっため、発表内容は難しいものばかりでした。
しかし、単純に面白いと思えたものや、近い将来これらの技術を使って、何か出来るのではないかと思えるものなどがあり、展示、発表共に楽しむことが出来ました。

私の一番のお気に入りは、電脳コイルに関するセッションでした。
MR/AR用ヘッドマウントディスプレイについてなど、元々知識を持っていなかったので、一から学ばせていただきました。
その後のパネルディスカッションは、電脳コイルのアニメの内容についてであり、工学の知識を持っていると、別の着眼点でここまで楽しむことが出来るのだなと感じました。
私は電脳コイルを観た事がなかったのですが、十分楽しむことができ、アニメを是非見てみたいと思っています。

また、展示の方ですが、こちらは、企業展示と大学の研究展示がありました。
展示ブースは、口頭発表に比べて、お堅いイメージはなく、どのブースでも、最初から詳しく説明していただき、3DCadデータを立体視できるものや、Kinectを利用したものなど、様々な体験をさせていただきました。
ただ、学生だけでやっている展示ブースと比べると、大分温度差を感じてしまいました。
企業展示のものは、どれも来場者をもてなし、楽しませてくれる術を持っていて、心惹かれてしまうものが多かったです。
この学会を通して、今まで知らなかった知識を取り入れることも出来ましたが、展示の仕方も勉強させていただいたなと感じています。



最後に、全体を通しての感想ですが、今回の学会で、自分がどれだけ知らないことがたくさんあるかを痛感しました。
ディスプレイや、3D、ユーザーインターフェース等の技術が、どこまで研究されていて、実現しているのか、身の周りで既に起こっていることなのに、何気なく使用しているものの裏には様々な技術が隠れているのに、何も分からない…という現状を再認識し、もどかしくなってしまいました。
詳しいことは分からなくても、広い視野を持って、工学系の分野に関しても、勉強していきたいと強く感じました。
今まで知らなかった知識や技術に触れ、この意識を常に持ち、自分の研究に取り組みたいと思っています。
今後、自分が作る作品にどんな変化が現れるか、今から楽しみにしています。


以下の写真は、M2の原田さんの発表時のものです。
台風の影響で、3日目に参加予定だった渡邉先生が会場まで来れなくなった為、急遽、3日目の先生の発表も原田さんが代理発表することになりました。
私はサポートと言いつつ、何も出来ませんでしたが、本当にお疲れ様でした。