20170206

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バレーボールの練習改善のためのプレー記録の視覚化


こんにちは、学部4年の佐野千秋です。
私は卒業研究で「バレーボールの練習改善のためのプレー記録の視覚化」を行いました。



自身が高校生の頃、プレーのデータをとって選手で共有していたものの、見にくさや情報の少なさからあまりデータを重要だと思う場面がありませんでした。
せっかくデータを利用してるのならばより良いデータ利用方法があるのではないかと思いこの研究をはじめました。
実際に母校である神奈川県立厚木高校のバレーボール部に制作物を使ってもらったり、アンケートをとったりしながら、選手が感じている問題を元にデータ利用の改善を行いました。

主に行った改善は以下3点です。

1つ目はデータ収集内容の改善です。
今までは4つのプレー要素(※1)についてレシーブの精度(※2)のみを記入していましたが、スパイク、サーブはコースの記入欄を新たに加えました。
選手が求める情報を元に収集内容を改善を行い、情報量の充実を図りました。
この改善によって、どのようなコースが効果的なのかが分かるようになります。


※1 バレーボールは大きく分けてスパイク、サーブ、サーブレシーブ、スパイクレシーブの4つのプレー要素があります。
※2 バレーボールではレシーブの精度(=セッターの取りやすいボールかどうか)をA-Eの5段階に分けて表現することがよくあります。

2つ目はデータ入力方法の改善です。私の母校はデータを紙媒体に記録した後、Excelに入力し、印刷したものを選手内で共有していましたが、ある程度時間がかかるため練習試合があるたびに入力するのではなく何日か分をまとめて入力している場面が見受けられました。少しでも入力の煩わしさを軽減するため今までベタ打ちだったものを、Excelのマクロを使うことでクリック入力や、選択式で入力を行えるようにしました。



3つ目は視覚化方法の改善です。
改善の流れとしては、実際に母校の試合のデータを視覚化し、試合後のミーティングで使ってもらいアンケートをとります。その結果を視覚化方法の改善に活かすことで、より選手が見やすい、求めるものに近づけていきました。
視覚化改善は計3回行いました。左が1番最初となっています。
効果的な攻撃が出来ている割合を色、打数を円の大きさで表現するなど選手が直感的に度のコースが効果的なのかが分かるような視覚化方法を用いました。
またアンケートから選手によって見やすいグラフ(円グラフor棒グラフなど)が異なることが分かったため、大きい要素を円グラフさらに分けた要素を棒グラフで表現することで誰にとっても見やすいグラフになるように工夫しました。


また個人ごとのグラフも作成することでより細かい分析や比較が行えるようにしました。


このような3つの改善を行い最後に選手にアンケートを行いました。
「今までおざなりにしていたが読み込むようになった」「データからもっと知りたいと思うようになった」などとデータを重要視するようになったり、
「やりたい練習メニューが多く出るようになった」「練習でコースを決めて狙うようになった」などと練習改善につながっていることがわかりました。

卒業研究としてはここまでとなりますが、実際に部活に使ってもらっているため。これからも出来る限りで改善を続けていけたらと思っています。

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これからネットワーク研究室に入ってくるみなさんへ

私は1年間で"ただ作りたいものを作る"のではなく、どのような目的があって、どのような結果につなげたいかを常に考えながら制作を行うことの重要性を学びました。
自分が求めていたものを制作出来たのは勿論ですが、それにたどり着くまでの考え方、上手くいかなかった時の対応、目的に沿っていれるかの確認など今回の制作だけに関わらず、これからに活きることをたくさん学べたと感じています。

また自分が思っていることを周りに伝えることの難しさ、重要性を改めて感じました。
この研究室はたくさんのことを教えてくれる先生だけでなく、相談にのってくれる先輩や同期(読んでいる人にとっては先輩ですが)がたくさん居ますので、積極的に自分が思っていることを発信することをおすすめします。

私は卒業後は就職する予定なのでみなさんと接する機会はありませんが応援しています!