世界自然遺産を元にした配色パターンの作成とファッションコーディネートへの応用




こんにちは、B4の花岡です!

ついに卒展、研究発表も終わり今年度も残すところ学外展のみとなりました。


卒業研究について

「世界自然遺産を元にした配色パターンの作成とファッションコーディネートへの応用」
というテーマの研究を今年一年間行なっていました。

ファッションの分野ではアースカラー と呼ばれる色を始め自然物の中に潜む色が多く利用されています。

一方でファッションに利用される自然物の色はありきたり(草木の緑、空や海の青、大地や土のベージュ、茶色など)な色が多いです。しかしきちんと自然物に目を向けると以上のようなありきたりな色だけでなく様々な色が潜んでいることがわかりました。

この微細な色を抽出し配色を作成することで新しい形で自然物を用いた配色パターンを作成できるのではないかと考え今回の研究に至りました。

手法として参考にしたのが日本の平安時代に流行した「襲色目」です。
襲色目の配色は主に着物のレイヤードファッションに利用されました。
この手法では日本の四季の中に潜む自然物単体から色を抽出しており様々な種類の色が表現されていました。

そこで本研究では襲色目を参考にしPCによる画像補間を用いて配色を作成しました。
画像補間の手法にはニアレストネイバー法を用いてそれぞれの世界自然遺産に対し2色・6色・18色の配色を作成しました。

作成した配色は実際にファッションコーディネートへ応用され多くの場合で新鮮との印象を得られました。

作成した配色(一部抜粋)

これらの配色はtwitterで一つずつ投稿していますのでぜひご覧ください





作成した配色を利用したファッションコーディネート(一部抜粋)

皆様も配色を利用して是非ファッションコーディネートしてみてください!



ネットワークデザインスタジオについて


自分はこの1年間で考え方が鍛えられたと感じています。
今までなんとなくで作っていた作品に対して、いろんな意味や思想を込めたり、、
自分の作る作品の意味について真剣に考えることができるようになったと思います。


また初めて研究を行い右も左も分からない状態から一年間、先生や先輩方から指導を受けなんとか発表できる段階にまでは至りました。


あとB4は週報も書くので今まで苦手だった国語力が少しついた気がします・・・


この研究室に所属するようになって本当にインダスに入ってよかったし、この研究室に入れてよかったと強く感じています。
僕自身まだまだ未熟なことばかりですがこれからも能動的に様々なことに挑戦したいと考えています。


これからwtnv研に入ってくる皆さんへ

先生の作る研究室はいい意味で異常で楽しいです。
所属するメンバーが自分のテーマに向かって突き進んでいるし各々が目標を持って行動しています。
是非皆さんがっつりのめり込んで研究室生活を送りましょう

以上、花岡でした。