「基礎ゼミナール」中間発表

全学の1年生対象に開講している「基礎ゼミナール」の中間発表資料が出そろってきました。前にも書きましたが、このゼミのお題は「近未来のインターネット環境におけるプロジェクト立案」です。



中間発表ではこの前半部分を端折って”近未来のプロジェクト立案”についてのレポートが課されました。あと2回の講義を経て、第一回発表分と重ね合わせた最終提案を行います。

スタートして2カ月ほど経過しましたが、普段それほど接する機会がない文系学部の子たちは議論がとても上手だな、という印象を受けています。個々の意見を重ね合わせるスキルを持っていること、役割分担を自然にこなすこと。あとは強い集中力を持っていること。90分の講義時間の間、集中力を途切らせることなく熱心に議論を展開しています。



今回の講義はwtnvの都合で休講となったため、オンライン(Google groups)で発表資料を提出して講評とアドバイスを行うことに。提出された案は以下(随時更新します)。OfficeのファイルをGoogle Docsにコンバートしているので、レイアウトが若干狂っています。
1年生ながらなかなか意欲的な提案が多く、また各チームの学部、コースによる個性の違いが浮き彫りになっていて楽しめます。講義の中で「高橋メソッド」について触れたり、渡邉研の鈴木真喜子さんの卒業研究計画を、先行事例的に軽く紹介してもらった影響がダイレクトに顕れているのが面白い。

といってそれだけではなく、現在18~9歳の世代にとって、環境保護や発展途上国への意識は強いベースとなっていることが読み取れます。これが「風潮」ではなく、根を張ったコンセプトとして個々に息づいていくことを願います。

ちなみにこのゼミには鈴木さんと笠原信一研究室の清水要君がTAとして参加しています。4年生が先達としてドライブを掛ける局面、あるいは個性の強い一年生と対等に議論するシーンなどがみられます。最終講評会は7/8、6-303教室にて。ご興味のあるかたは是非。(wtnv)