2011年,私たちは日々,ネットを通じて大量の情報を摂取しています.
高速回線とゆたかな表現力をそなえたネットメディアにより,居ながらにして地球全体を仔細に眺めているかのような感覚を,誰でも得られるようになりました.Google Earthをはじめとするデジタル・アースは,こうした世界観を象徴するツールです.
さらにデジタル・アースは,地球表面にさまざまなデータを重層し,巨視的/微視的に把握することができる,すぐれたプラットフォームでもあります.それまで出遭わなかった情報どうしが,時空間情報をもとにして仮想の地球上に重ね合わされることで,過去にはなかった視点と知見が生まれるかもしれません.
そこで今回の課題では,ネットに漂うさまざまな情報群が織りなす「世界たち」を,デジタルアースという「もうひとつの地球」に重ねあわせ,あらたな価値観を生みだすことを目標に据えます.テキスト,画像,動画など,さまざまなデータをネットから拾い集め,時空間情報にもとづいてデジタル・アースに重層し,互いの関連性のなかに現れる移ろいやすい世界たちを,私たちが生きる地球にしっかりと着地させてみてください.(渡邉英徳)
スケジュール
- 4/22 初回説明
- 4/29 課題説明,kml解説
- 5/06 中間報告,Google Earth API解説
- 5/13 作業
- 5/20 最終提出,講評
提出形態
インターネット上の情報とkml,Google Earth APIを用いて,デジタル地球儀コンテンツを制作し,インターネット上に公開して提出すること.
参考資料(随時追加)