三年生のGoogle Earthマッシュアップ作品集

以下,ネットワーク演習の課題「世界たちを地球に重ね合わせる」の作品例です.3年生にはいささかヘビーな内容だったかと思いますが,各自なかなか楽しい作品をアップしています.閲覧にはGoogle Earthプラグインが必要.以下,説明文は学生本人によるものです.


(大原)現在twitterをしているゆるキャラ、ご当地キャラは300を超える。まさにゆるキャラ戦国時代!twitterのフォロワー数に比例した大きさでキャラの画像をマッピングすることで、水面下で起こっているゆるキャラ達の戦いを可視化しました。上のボタンをチェックすることによって、キャラクターの詳細を確認することもできます。技術的な面で断念しましたが、フォロワー数が増えるごとにリアルタイムで画像の大きさが変わるようにできれば、フォローすることでキャラを応援できるようになり、インタラクティブなコンテンツにできるかと思います。


(佐久間)先日、AKB48の総選挙が騒がれていた。ネット上には美人時計、美人暦を始めとする美女コンテンツが人気を博している。みんな美女が好きなのだ。その美女という存在を自分なりにマッシュアップしたのが「美女地図」というコンテンツである。日本には昔から看板娘というご当地美女に対する関心があり、「美女地図」ではマクロとしてのご当地美女とミクロとしてのご当地美女をグーグルアース上に集約している。


(千原)このサイトは、本来地理的情報のないブログをマッピングして可視化したものです。インターネットという広い世界から情報をくくりだすのではなく、ひとつひとつの情報から大きな情報網へ広がっていく仮想世界にできたらなと思い考えました。情報の種類や、ビジュアル的な部分をもっと改良したいと思いました。


(松浦)近頃多くのSNSができてWEB上でのコミュニケーションが多種多様なものになってきました。そんな中"instagram"という写真共有SNSが人気です。僕自身も利用しています。そんな"instagram"をまた新たな形で楽しめないかと考えたのがこの「Mapping instagram」です。投稿した場所とともに写真をみることで、行ったことのない場所ではより自分の視点に近い生活者の視点で、また逆によく行く場所では自分とは違う視点で、その場所の写真を楽しむことができます。さらに現在多くのユーザー数を誇るSNSである"facebook"と"twitter"のユーザー数もマッピングすることによって国ごとのSNSの利用の特徴がよくわかることができます。


(小早川)街中には一息つけるカフェが無数にあります。このマップではそんなカフェとコーヒーについてのツイートをマッピングしました。これを見ることでどこにカフェがあり、人々がどんなことをしているのかを見ることができます。またカフェのアイコンをクリックすることで正確な場所と営業時間が確認できます。東京のみとしカフェを絞ったのですがそれでも情報が多くとても重くなってしまいました。必要でないものを省き見やすくすることが今後の課題です。


(岸岡)今いる場所から簡単にお店を探すことができるタウン情報サービス『30min.(サンゼロミニッツ)』と全国のB級グルメの情報が掲載されているサイト『B級MAP』を今回の課題で掛け合わしてみました。"今いる場所から30分以内"というコンセプトと安価で庶民的なグルメということで昨今人気があるB級グルメは相性が良く、手頃なグルメ地図のようなものが出来上がりました。お出かけする前に少し確認するツール、またはお出かけするきっかけになるツールになればいいと思います。


(倉知)観光後進国である日本においてアニメや漫画は各地の集客や萌えおこしなど、今新たな観光資源として注目されています。そこで、アニメ聖地巡礼に便利な「聖地マップ」の作成に至りました。地図上に配置されたアイコンをクリックするとその場所を元にしたアニメの絵と実際の風景を比較して見られるようにしました。またGPS位置情報付きの写真を添付してkurachi@mapping.jpにメールを送ることで自動的にマッピングされるようにしました。


(蔭山)日本には毎年多くの渡り鳥が飛来しています。夏になると南から飛んでくる夏鳥や、冬に北の大陸からやって来る冬鳥など種類は様々ですが、それらの渡り鳥を意識して観察している人はごく一部であるのが現状です。この渡り鳥マップはインターネット上に投稿された、夏鳥であるツバメと冬鳥の代表であるハクチョウの目撃情報を、グーグルアース上にマッピングしたものです。これを公開することで、今より多くの人が鳥を探して回りを見回すようになれば幸いです。


(西村)いいことがあるかもしれない。別の場所から見たらどんな風に見えるのだろう。虹を見るとそんなことを考えませんか?そういった感覚を誰かと共有して、なにか新しいものが見えてくるかもしれないのがこの虹マップ。同じ時に全く別の場所で虹を見ている人がいるかもしれません。そんな小さな繋がりを感じてください。


(菅野)世界中のアーティストの所謂“名盤”と呼ばれるアルバムをGoogleEarth上にアーティストの出生地と発売年月日を可視化する事で、音楽により興味を持ってもらえるようなコンテンツになっています。またTwitterでツイートしたときハッシュタグ(#NowPlaying)のついたものもGoogleEarth上にマッピングされ、現在世界中のどの地域の人がどんな音楽を聴いているのかがわかりやすく表示されて、地域ごとの音楽の傾向もわかるようになっています。