渡邉英徳研究室に「AVATARIUM Portable」のハード並びにソフトウエア技術を提供 〜POCKET RDとアバター共同研究を本格化し、教育・文化・報道分野での社会実装を加速〜

 【POCKET RD】東京大学大学院・渡邉英徳研究室に「AVATARIUM Portable」のハード並びにソフトウエア技術を提供

〜POCKET RDとアバター共同研究を本格化し、教育・文化・報道分野での社会実装を加速〜

株式会社POCKET RD(本社:東京都港区、代表取締役社長:籾倉宏哉、以下「POCKET RD」)は、東京大学大学院情報学環・渡邉英徳研究室に、最新アバター生成システム「AVATARIUM Portable(アバタリウム ポータブル)」のハード並びにソフトウエア技術を提供したことをお知らせいたします。 


本取り組みは、2023年から続くデジタルアーカイブとアバター体験に関する共同研究をさらに推進するものです。歴史資料の可視化や平和教育において多大な実績を持つ渡邉英徳研究室と、POCKET RDが培ってきたメタバース・アバター技術を融合させることで、教育・文化・報道分野における革新的なコンテンツ開発を目指します。

■「AVATARIUM Portable(アバタリウム ポータブル)」について

 「AVATARIUM Portable」は、誰でも簡単に自分自身のアバターを生成し、仮想体験を楽しむことができるポータブル型の体験デバイスです。専用筐体の前に立つだけで瞬時にアバターが生成され、ユーザーはそのアバターを通じて、アイドルや有名人との共演、仮想空間での冒険、歴史上の人物への扮装など、多彩な体験コンテンツを楽しめます。

コンパクトな筐体設計(高さ170cm、幅120cm、奥行き65cm)で、イベント会場やアミューズメント施設、観光地、企業のプロモーションや採用活動など、さまざまな場所での導入が可能であり、リアルとバーチャルをつなぐ新しいエンターテインメント体験を提供する革新的なツールとして注目されています。

https://pocket-rd.com/products/avatarium-portable/

■共同研究の目的と展望

今回の「AVATARIUM Portable」設置により、両者の連携を一層強化し、以下の分野での具体的な研究開発を推進してまいります。

  • 教育分野: 歴史的出来事や文化財をアバターを通じて「自分ごと」として体験できる教材の開発、遠隔地からのバーチャル体験学習の実現。
  • 文化分野: 地域の文化遺産や伝統芸能をアバターで再現し、新たな形で保存・発信するデジタルアーカイブの深化。
  • 報道分野: 過去の出来事をアバターとVR/AR技術でリアルに再現し、より没入感のある報道コンテンツの可能性を追求。

今後は、アバター技術の社会実装と学生の学びの場づくりを含めた、幅広い分野への展開を進めてまいります。POCKET RDは、東京大学大学院・渡邉英徳研究室との共同研究を通じて、アバター技術が社会にもたらす新たな価値を創造し、「ニッポン発。今、ここにない未来を創る」というビジョンの実現に向けて邁進してまいります。

■東京大学大学院情報学環・渡邉英徳研究室について

東京大学大学院 情報学環に所属する渡邉英徳研究室では、デジタルアーカイブ、情報デザイン、データビジュアライゼーションなどの研究を行なっています。ヒューマン・コンピュータ・インタラクションを専門とし、特に歴史資料の可視化や平和教育に関する研究で国内外から高い評価を得ています。原爆の記憶を伝える「ヒロシマ・アーカイブ」など、数々のプロジェクトを手掛けています。

■株式会社POCKET RDについて

株式会社POCKET RDは、「ニッポン発。今、ここにない未来を創る」をビジョンに掲げ、アバターや3Dスキャン技術を活用した次世代コミュニケーションの創出に取り組むスタートアップです。1分間で自分そっくりのアバターを生成、アプリ不要・設置型で即時体験が可能な「AVATARIUM Portable」を展開し、企業と生活者のあいだに新たな接点を生み出しています。2024年には、革新的な技術開発と実装力が評価され、「東京都ベンチャー技術大賞奨励賞」を受賞しました。POCKET RDは、「あたりまえが、世界基準に」というモットーのもと、アバターとブロックチェーンを融合させ、まだ見ぬ未来を築き上げてまいります。