(予選通過)「東日本大震災アーカイブ」 in Mashup Award 7 1st stage #ma7

昨晩,リクルートアネックスビルにて「Mashup Award 7」の第一次予選,Mashup Battle 1st Stage in Tokyoが開催され,第一位に選出されました.

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11/21追記:2nd Stageの詳細が発表されました.当夜は500作品から選ばれた27作品が順次発表.我々はリスト的には大トリです.19時よりUstreamで中継されます.

11/22追記:ヒロシマ・アーカイブ東日本大震災アーカイブともに,12/11開催の授賞式のご案内をいただきました.ありがとうございます.

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私と「計画停電MAP」制作者のひとり,高田健介くんが参加.順番的には大トリで「東日本大震災アーカイブ」をプレゼンテーションしました.「東日本大震災アーカイブ」は,震災直後に公開した「通行実績情報マッシュアップ」のURLを受け継いで,震災の記憶と復興の軌跡を後世にひろく伝えるために展開している活動です.三分間しかなく少々焦り気味でしたが,なんとか話したいことは話し切ったかも.

午前は八王子原爆被爆者の会にて「ヒロシマ・アーカイブ」のお披露目をおこない,証言を提供していただいた被爆者の皆さまとの対話をおこなってきました.そのことが影響し,震災を題材にした作品の発表は,かなりの緊張をともなうものでした.後ほど,Ustreamのハイライトを転載します.



予選は出場者どうしが相互に投票し合う形式でした.審査員が密室でおこなう形式と比べて,透明性の高いフェアな選抜のかたちだと思います.

また,質疑応答もクリエイター同士だけのことはあり,本質的なものが多数みられました.「東日本大震災アーカイブ」には「写真をどうやって立体重層しているのか」「困難な作業を自動化できないか」という質問とコメントをいただきました.ナガサキアーカイブ以来,写真と地形は手作業で合わせています.この作業をおこなうことで,作業者がものごとの「実相」に迫ることができる,というコンセプトである,という説明をしました.この点において,一連のアーカイブズが我々の「作品」であることは否めません.ただし,手法自体は誰でも再現可能なものです.ある程度の自動化をすすめるとともに,各地で制作ワークショップを開催していこうと考えています.

最後の投票で,私たちのプロジェクトは光栄なことに第一位をいただき,29日に開催される2nd Stageに出場することに.下記は出場者全員の記念撮影.私は最前列で,予選通過の目録を掲げています.


おなじセッションに参加した皆さんからも,温かい応援のことばをいただきました.来週以降がんばってきます.(wtnv)