インダストリアルアートコース二年生対象「Web基礎」,グループ課題「日野キャンパス・サイコウ」の優秀作品二点を紹介します.この講義も今年で3年目になりますが,年々レベルが上がっていると感じます.以下,スクリーンショットをクリックするとコンテンツが開きます.
日野キャンパスに直線のパスを描き,そこをひたすら直進しながらキャンパス内を紹介していくというコンテンツ.壁にぶつかったらドリルで壁を砕いて坑を穿つ!アドベンチャーゲームテイストに仕上げられており,ちょっとした遊びも演出されています.コミカルな内容ですが,日野キャンパスで日常を過ごす我々に,これまでにない空間認識力を与えてくれるような感があります.また,取材時は”ほんとうに”直進しながら撮影していったわけで,その労力に頭が下がります.淡々としたつくりと,充実したコンテンツが素晴らしい怪作.
キャンパスそのものではなく「南大沢→日野」のルートのたのしさをアピールするというコンセプト.初っ端「日野キャンパスいきたくないよー」という脱力キャラの台詞に日野民の我々はやられますが,その後スタートする,パララックスを活用したルート紹介がかわいらしく,満足いくできばえです.ふだん,我々がキャンパス間循環バスに乗って通過するだけのルート上に点在している,魅力的なスポット群が浮かびあがる...これもまた,我々が過ごす日常に,新たな視点を付け加えてくれる作品です.また,講評会時に全員が活き活きとプレゼンしており,チームプレイが順調に進んだことを想像させました.
全作品,総じて完成度が高く,折をみてここで紹介していきたいと思います.どのチームも,複雑なコーディングやギミックではなく,熟議を経てコンテンツを煮詰めること+メンバー各自が持つ強みを生かし,コンテンツとしての完成度を高めることに注力しており,アートコースの強みが発揮されているように感じました.来年の2年生たちの作品にも期待です.(wtnv)