週報20121106

学部4年の千原です。
先々週から展示が続いていたため、少し間が開いてしまいました。



デジタルコンテンツEXPO2012TOKYODESIGNERSWEEK2012に出展してきました。
さまざまな方に作品を見てもらったり話を聞いてもらったりながら、賞も頂いたりして、充実した期間を過ごしました。
ここらへんの記事に詳しく載っているのでぜひ。↓
東京デザイナーズウィーク Design Next Award グランプリを受賞しました #tdw2012
東京デザイナーズウィーク2012「Design Next」コーナーに出展中 #tdw2012
デジタルコンテンツEXPO2012に出展中 #dcexpo

今日は研究室を片付けた後、今回のプロジェクトを振り返り、卒展についても話し始めました。
息つく暇もありませんが、2月の中旬ごろに研究室で卒業制作の展示会をする予定です。

プロジェクトの振り返りではいろんなことを話しましたが、自分がいつもいつも言いたいなと思っていたことが言葉にできたかなと思うので、少しだけここにも書いておきます。


誰かから頼まれたことや、提案されたことというのは、“自分がどういう人か”というのがその内容に反映された状態でやってきます。
例えば、僕達インダストリアルアートコースに来るお誘いというのは、なにかしらの“デザイン”の要素が含まれた状態でやってくることがほとんどです。
当たり前のことですが、僕達に化学の実験を一緒にしましょうなんてお誘いは来ません。

相手は、僕達ならこんなことができるんじゃないか、ここまでならやってくれるんじゃないか、という予想や想像をあらかじめしています。
それは簡単にいうと「期待」ってやつです。

その期待は、その人の望むことを、僕達ができることに一度変換してあります。
それは僕達にとって話が分かりやすくなっているので、嬉しいことは嬉しいのですが、それによって見えなくなってしまうこともあります。

「デザインして」というのは「分かりやすくして」なのかもしれないし「かっこよくして」なのかもしれないし「地味にして」なのかもしれません。

それはよーく話を聞かないと分かりません。
もしかしたら「デザインしない」が正解なのかもしれません。

「デザインして」に至った経緯を探り出し、何に困っていて、どうしようと思ったのか、それが正解なのか、他に方法はないのか。
必要なら一緒に化学の実験もするのが気の利くデザイナーなんだと思います。

デザイナーに限らないんですけどね。本質を見抜くことが大事ですよねって話です。


卒展に関してはテーマを決めました。
・技術者に対してデザインの敷居を下げる
・デザイナーに対して技術の敷居を下げる
・コースの良さを知ってもらう
・研究室の研究領域を知ってもらう
・Webのポジティブな可能性を提示する

……なんか多いですが、うまくストーリー立てできそうだったので、そのうちうまく一言にまとめられればなぁと思います。
お楽しみに!


イベントごともひとしきり終わったので、これからは卒業制作に集中していこうと思います。
ではでは。