「デザインマネージメント概論(デザマネ)」2014年度シラバス

毎年500名近い学生が受講する教養科目です。ウェブ経由でご存知のかたも多いかと思うので、シラバスを公開します。毎年色々な意味で”熱気”あふれる授業風景ですが、今年は大教室に変更予定。

■授業方針・テーマ

書籍やテレビ、さらにインターネットなどのメディアは、人々のあいだに多様なコミュニケーションを誘発する媒体である。メディアデザインとは、美観を整えるための装飾にとどまらず、そうしたコミュニケーションをコントロールし、マネージメントする『社会的行為』でもある。 本講義では、コミュニケーション媒介としてのメディア・そこにおけるコンテンツのやり取りを通じて、人間同士の関係性の構築がどのように図られているのかについて考察し、そこに潜むメディアデザイン・マネージメントの本質を探るものである。

習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標

社会に生きる一生活者の視点から、創造力、クリエイティビティを切り口として、商品としてのコンテンツ流通、コミュニケーションツールとしてのメディアの現状を概観し、それを取り巻く制度、業界構造、産業構造、市場規模等について考察を深め、今日のメディアデザイン・マネージメントについての基本素養を身につける。

授業計画・内容

メディアデザイン・マネージメント事例のデモンストレーションやオンラインでのレポート提出、講義中のTwitterによる意見収集などを通して、テーマに対する理解を深めていく。さらに、さまざまな分野で活躍するクリエイターをゲスト講師として招聘する。

第1回:「初回講義、自己紹介とイントロダクション」
第2回:「過去のコンテンツを再編集したエンタテインメントコンテンツ」
第3回:「デジタルアーカイブ」
第4回:「ビッグデータとオープンデータ(1)」
第5回:「ビッグデータとオープンデータ(2)」
第6回:「ゲスト講師によるレクチャー1」
第7回:「コミュニティ・デザイン」
第8回:「コントと伏線のデザイン」
第9回:「ゲスト講師によるレクチャー2」
第10回:「書籍とデータ社会」
第11回:「ミュージックビデオのコンテンツデザイン」
第12回:「ゲスト講師によるレクチャー3」
第13回:「アニメーション映画のデザイン戦略」
第14回:「事実を伝える(マス)メディア」
第15回:「まとめ、最終レポート」

テキスト・参考書等

講談社現代新書「データを紡いで社会につなぐ」(渡邉英徳)をテキストとして用いる。

成績評価方法

出席と毎回の感想(出席カードの裏に記入)(50%)およびレポート(50%)による総合評価とする。

特記事項

Twitterアカウントを取得しておくことで、講義中の意見収集に参加できます。

過去の講義メモ