迷い解消のための新宿駅アブストラクトモデル


お久しぶりです。学部4年の篠浦です。
研究室で借りていたmacちゃんから自前のdellちゃんにもどり、ミスタイプ連発しております。(ここまでで10回のミス)

学内展(お越しくださった方、ありがとうございました!)も終わり、いよいよ学外展ですね!
コンセプトの『outdoor』に合わせて芝生を買って展示用に切ったりしたのですが、
とってもいい雰囲気の展示になりそうですよ!ぜひ足を運んでくださいね!

学外展サイト



そんなわけで学外展に向け、私の卒業研究を紹介します。

みなさんは新宿駅で迷われますか?


新宿駅構内は複雑な構造をしているので、迷う人が多いですよね。
学内展で説明を聞いてくださった約8割が迷うと言っていました(合わせてくれたのかもわかりませんが)。
ネットでは「新宿ダンジョン」「巨大迷路」などと揶揄されたりして、その迷いを解消するものを作れないかと考えたのが始まりです。

アンケートを取り、その結果3次元アブストラクトモデルがよいのではないかと思いました。
そこで制作したのがこんな感じです。




アブストラクト(抽象化)です。さっぱり。

詳しく説明しますと、アンケートではこんな差が見られました。
新宿駅で迷わないと回答した人はお店を目印にしているけど迷う人は全然見ていなかったり、
迷う人は構内図を見ているのに対し、迷わない人は全然見ていなかったり。



構内図をみると余計こんがらがったりしますよね。迷いの一因なのかもしれません。
またインドアマップもわかりにくいという声がありました。
こんな結果から平面の地図ではなく立体的なモデルを制作することにしました。

モデル制作にあたり新宿駅の要素として、新宿駅で迷わない人の回答を参考にし、案内板、お店、改札を取り入れました。しかし案内板は迷う人も1位でした。同じ案内板を見て迷う人と迷わない人がいる、ということで、私の仮説ですが新宿駅はたくさんの要素があり迷う人は自分が目的とする要素を見落としてしまう、だから迷うのではないかと考えました。なので不要な要素を削ったアブストラクトモデルを採用しました。

予備実験をして、モデルを見ると約1.5倍早く目的地に着く結果が得られました。
この結果からアブストラクトモデルは迷いの解消の可能性があるのではないかと思います。

学外展に来てモデルをグリグリ動かしてみてください、そして感想を頂ければ幸いです!

そんな卒業研究です。



そしてここからは後輩のみなさんへ。
後輩のみなさんの方が何百倍も優秀ですし、私が言えることなんてちっぽけですが。
新4年生は研究室配属決まりましたね!志望が通った人もそうでない人も、研究はどこに配属されても好きなことができます。どこでやるかではなく何をやるかだなと、この一年感じました。
就活もそうです。自分は何をやりたいのかを見つけた者勝ちだと思いました。もちろんデザイナーをやりたいとかでもいいですし、将来こんな家庭を築きたいでもいいと思います。そのために何をするのか、しなければならないのかが大事なのだと思いました。
ざっくりですがこんな感じです。あれだったらいつでもお話ししますので飲みにでもいきましょう笑



以上、一年間ありがとうございました。篠浦でした。