「沖縄戦デジタルアーカイブ」文化庁メディア芸術祭・アジアデジタルアート大賞展入選/日本平和学会「平和賞」受賞


終戦70周年を迎える今年、渡邉英徳研究室と、沖縄タイムス、GIS沖縄研究室が共同で制作した、1945年3月~6月までの沖縄戦の推移をたどる『沖縄戦デジタルアーカイブ ~戦世からぬ伝言』が、「第19回文化庁メディア芸術祭」においてアート部門・審査委員会推薦作品に、「2015アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」においてエンターテインメント(産業応用)部門・入賞作品に選ばれました。

作品は2016年2月に、「第19回文化庁メディア芸術祭」(於:国立新美術館)および「アジアデジタルアート大賞展」(於:福岡アジア美術館(予定))にて展示される予定です。
文化庁メディア芸術祭では、過去に「Tuvalu Visualization Project」(第13回)「ナガサキ・アーカイブ」(第14回)がともに、審査委員会推薦作品に選出されています。またアジアデジタルアート大賞展では「ヒロシマ・アーカイブ」(2011)がエンターテインメント部門大賞(経済産業大臣賞)を受賞しています。



また、日本平和学会が2年に一度発表する「平和賞」が、渡邉英徳が行ってきた多元的デジタルアーカイブズの活動に対して授与されることになりました。

ナガサキ、ヒロシマ、沖縄のアーカイブを通じて、新しいテクノロジーを用いて、戦争の被害の実態を新たな形で伝えるとともに、アーカイブ作成のために若者たちとの共同活動を組織化した点が評価されたとのことです。
授賞式は11/28に行われる予定です。