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Showing posts from December, 2010

「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」に写真追加

昨年よりNPOツバル・オーバービューの遠藤秀一さんと共同展開している「Tuvalu Visualization Project」に、遠藤さんが今夏、ヌクフェタウ島取材で撮影された835枚のGPS情報付き写真が追加されました。閲覧にはGoogle Earthプラグインが必要です。



海岸線や内陸に沿って高密度に撮影された写真群には、侵食されつつある海岸線、あるいはツバルの人々の活き活きとした生活のようすが収められています。「ツバルに生きる一万人の人類」のポートレートとともに、「異国」ツバルの実相を伝えてくる膨大なGPS写真群を、時間を掛けて繙いてみてください。(wtnv)

週報20101214:西田堯先生

週報というには気まぐれなタイミングですが。ひとりで更新していくとなかなかネタがないものです。きょうは以前Urban Typhoon SimokitazawaのSODE Mappingでコラボレーションした舞踏批評家、吉田悠樹彦さんのご紹介で、舞踏家の西田堯先生のダンス研究所を訪問しました。Nagasaki Archiveのデモをお見せしてご意見をいただき、追加インタビューのお願いをしてきました。

西田先生は1966年に西田堯舞踊団を結成し、公演活動を行なってきた舞踏家です(1988年に紫綬褒章を受章)。80代半ばを過ぎてらっしゃいますが大変お元気で、三十代の我々が気魄に押される感じ。写真はiPadを操作されている西田先生。

20代のころに長崎の大村で原爆を体験されたこと、多数の被災者が大村の病院を頼って集まってきたこと。当時の体験が、創作活動に深い影響を及ぼしていること、などをお話いただきました。年明けにしっかりとしたインタビューを行い、証言を記録・公開させていただく予定。現在のNagasaki Archiveには一般の方々の記憶がアーカイブされています。今後は、今回採録予定の西田先生のインタビュー記録をはじめ、芸術家がみた原爆の記憶も網羅していければと考えています。ヒロシマ・アーカイブについても同主旨の企画が進行中。

余談ですが、最寄り駅(ではなかったのですが)の西馬込駅への電車、駅を降りてから研究所までの徒歩、道程をすべて通して史上最大級に道に迷いました。ウェブサイト上の住所には「西馬込三丁目」とあったのですが実際は「中馬込三丁目」。Googleのルート検索もiPhoneのGPSナビも人間のケアレスミスにはかなわず、最終的には先生にお電話して直接お教えいただいた次第。卒研生、高田百合奈さんの卒業研究にとって格好の事例となるかも。(wtnv)

「Nagasaki Archive」が審査委員会推薦作品に選ばれました:第14回文化庁メディア芸術祭 #JMAF

Nagasaki Archive」が、第14回文化庁メディア芸術祭において審査委員会推薦作品に選ばれました。先日のYahoo!Japanインターネットクリエイティブアワード2010での特別賞(Creative Hack賞)受賞に続き、嬉しいニュースです。


Nagasaki Archiveはそもそも、昨年の第13回文化庁メディア芸術祭で展示されていた「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」(審査委員会推薦作品)をご覧になった鳥巣智行さん、大瀬良亮さんから依頼を受けてスタートしたプロジェクトです。実現に至る経緯、制作の流れについては以下、8/6に放送されたNBC長崎放送の報道で詳しく紹介されています。


きっかけとなったフェスティバルに再度入選、展示できることに、とても不思議なご縁を感じます。チームメンバー、そして制作にご協力いただいた皆さまに感謝いたします。

先日の広島女学院における「ヒロシマ・アーカイブ」キックオフ・ワークショップのようすを、写真家の粟根靖雄さんがブログで紹介くださっています(写真を転載させていただきました)。


高校生たちはすいすいGoogle Earthを操作していて「地球扱い」が本当にうまい。なんとなく安心します。参加意識がとても高く、今後制作していくコンテンツに向けてたくさんの貴重な意見を寄せてくれました。さらに一般の方からも多数のリクエストが。被爆直後の緑の復興のようす、被爆者・二世・三世の系譜、2010年の核兵器の実情などをデジタル地球儀上に表示。なかなか大変ですが、成果物に反映していきたいところです。

上の写真は、当日ご参加いただいたスティーブン・リーパーさんのご挨拶。アーカイブのしっかりとしたデモンストレーションははじめてご覧になったとのことで、たいへん喜んでいただけました。
さて、今後の流れについて。まず、広島女学院の生徒たちが、肉親の皆さまを起点に、被爆者の証言インタビューを行っていきます。さらに広島平和記念資料館所蔵の資料、「Message Cloud」的なコミュニケーションの軌跡をデジタル地球儀上に載せ、来春以降、順次公開していきます。来年度の新大学院生+卒研生のチームで取り組むことになるでしょう。みなさまのご協力を賜れれば幸いです。(wtnv)

週報20101206( @o_ob さん特別講義、インカレ音楽コンサート2010)

卒研生たちは卒業制作真っ只中ということで、12月と1月はwtnvが週報を担当します(タイミングは気まぐれですが)。今年は全員とても順調ふうにみえます。発表が楽しみです。

さて、先週のイベントは神奈川工科大学・白井暁彦先生の大学院生向け特別講義と、インターカレッジ音楽コンサート2010でのインスタレーション展示のふたつ。

白井先生は「エンターテイメント工学」を提唱され、ユニークな経歴のなか、さまざまなプロジェクトを手がけられています。当日は「エンタテイメントシステムにおける革新開発手法」と題し、理念から実践的内容まで、4時間ほど熱く語ってくださいました。僕にとってとても参考になったのは「”エンターテインメント性”の定量的な評価手法」について。そもそも実務家なので「つくったら終わり」「ウケればいい」というノリになりがちなところ、良い示唆をいただいたように思います。


大学院生には「架空の展覧会『情報科学技術で地球を救う展(仮)』をエンタテイメント技術を用いて提案し、コンペを開催せよ」というグループ課題が課されました。キュレーター、アーティスト、エンジニアでチームを組み、リアリティのある展覧会企画提案、プロトタイプの制作を行うという課題。来年はじめに講評会開催予定。かなりハードですが、この上なく面白いテーマだと思います。とても楽しみです。

昭和音大で開催されたインターカレッジ音楽コンサート2010。昨年は「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」単体を展示しましたが、スタジオワークがとても豊作だった今年は「Nagasaki Archive」「アースダイバーマップbis」「大島プロジェクト」の三点を展示。そもそも音楽系のインカレイベントなので異質かと思いきや、けっこう興味津々で鑑賞・体験してくださるかた多数。


最終日のディスカッションでは、我々の展示が格好の議論のネタになったとのこと。ナガサキの仕事はじめ、僕らの仕事は社会と直接リンクするテーマ設定が多いため、自然と話題になりやすい。今回どんな議論が展開されたか把握していませんが、願わくば教員ナシでも見事な論戦を張れるようになって欲しい。同じ意味で、この種のイベントではなるべく学生に展示を委ねる主義なのですが、展示のキメなどについては未体験の学生も多く、どうしても口を出してしまいます。wtnv研も来年は完成年度を迎えま…