ネットワーク演習課題「架空旅行記」

昨年度の作品例

「Google Earth」などのデジタル地球儀を使って地球全体を俯瞰する視点は、いまや私たちの日常生活に組み込まれています。私たちは地球上の好きな場所を覗きこみ、思いのままに「見る」ことができるようになりました。しかしその反面、見知らぬ土地のようすを自由に思い描く想像力が喪われつつあるようにも思えます。

今回の課題では、世界のいつかどこかを旅する「架空旅行記」を、Google Earthをもちいて制作してもらいます。写真やイラスト、3DモデルなどをGoogle Earth上の時空間に配置し、オリジナルのストーリーを組み立てください。時間軸に沿ってシーケンシャルに展開する物語でもよいし、データをマッピングすることで浮かび上がる全体像を、ひとつの作品として提案してもらってもかまいません。みなさんのイメージ力と創意工夫に期待しています。

■制作の流れ:
  1. kmlをもちいたコンテンツ制作(Placemark, GroundOverlay, Photooverlayなど)
  2. Google Earth APIとjavascriptをもちいたwebページへの埋め込み
  3. インターネット公開、ソーシャルメディアによる告知
kmlコンテンツ自体はGoogle EarthのGUIを使って比較的容易に制作できます。また、Google Earth APIを操作するjavascriptのソースは見本を用意しています。したがって、制作するためにプログラミングスキルは必須ではありませんが、この際身に付けておくと、より豊かな表現がおこなえます。

なお次の課題では、今回制作するkmlファイルなどをもちいてiPhoneのARアプリを制作します。

■スケジュール:

初回以降のみなさんのスキルetc.をみて決めます。

■参考資料: