週報20130703

お久しぶりです、学部4年の野澤万里江です。

6月も終わり、だいぶ熱くなって来ましたね。研究室ではまだクーラーがつけられないので、扇風機2台をフル起動してすごしています。人が多い日はなかなか大変です。
ネットワーク研究室には冷蔵庫があるので、アイスを入れておいて、休憩中にたべるのが最近のマイブームです。



さて私の卒業制作のお話に移ります。
(上は制作中の「とでんさんぽ」という都電の写真を散歩感覚で見れるアプリの画像です。)

現在「街の歴史を歩きながら見れるiPhoneアプリケーション」を制作しています。
今までは「街に愛着をもってもらうこと」を目的としていましたが、前々回のゼミ中に「街に愛着がある人は多い」という話になりました。そこで「街に愛着をもってもらう」ではなく、「街に対しての愛着を可視化する」という方向で制作を進めて行きたいと思います。

確かに自分の住んでいる街や、通勤通学をしている街に対して愛着を持っている人って、少なくはないですよね。そしてその愛着のレベルというのは人それぞれで、どこかで線を引いて、「ここからそっちは愛着をもっている、それ以外は持っていない」と明確に判断はできません。

さらに、街に愛着を持っていても、それを外に出す、人に伝えることってなかなかないのではないでしょうか?
最近はSNSが盛んですから、TwitterやFacebookに写真をのせて「私はここが好きです」と投稿している人をたまに見ます。私はああいう投稿をみると、「いいな、私も行ってみたいな」と思うことがあります。もっとみんな投稿してくれたら嬉しいなとも思います。

そこで、
「街に対する愛着をソーシャルメディアに共有・可視化するARアプリケーションの制作」
と題を変えて、愛着を人と共有することを視野に入れて、引き続き制作をしていきます。
今より「この街がすき」という感情を簡単に他の人と共有できないかと模索中です。




話は変わりますが、先週の金曜日に6/28開催「悲劇を保存する――チェルノブイリと福島をいかに『アーカイブ』するか」於:ゲンロンカフェに参加しました。(イベントの公式ページはこちら

イベント内容は、井出明さんと研究室の渡邉先生の対談でした。ネットワークデザイン研究室の学部4年の佐久間さんが、卒業制作をプレゼンしました(上部写真)

災害や戦争で大きな被害を受けた土地を旅する「ダークツーリズム」というものを、この日初めてしりました。
人の悲しみを受け継ぐことの意味は、そこから教訓を見出だすこと。しかし、教訓を見出すためには、個々の人にとって特別である悲しい記憶や経験を抽象化し、他の経験と比べ重ねあわせなければならない。
データはただ提示するだけでは意味はない、そしてそのデータが及ぼす影響を長いスパンで考えなければならない。そんなお話をされていました。

データが及ぼす影響や、教訓とは何か、記憶をアーカイブする目的について深くかんがえたのは、恥ずかしながら初めてでした。
特にデータについてです。善意でしたことであっても、そのデータによって後々害を被る人がでてくるのではないか?というところまで考えなくてはいけないとお話を聞き、自分はまだまだ自覚が足りないなあと反省しました。

今回のイベントは、今までとは違う角度で、私たちネットワークデザイン研究室で制作しているアーカイブシリーズについて考えられました。
この経験を、学業だけでなく、その先にも活かしていきます。

長くなりました、ここまでどうもありがとうございました。

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