20170206

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位置情報履歴を用いた生活圏に基づくWebサービスのパーソナライズ

お久しぶりです、修士2年の佐野大河です。今回は自身の修士研究について紹介したいと思います。

自分は二つのスマートフォンアプリを制作しました。



 

My防災ノートは、ユーザーの生活圏に合わせて防災情報を提示するハザードマップアプリです。
位置情報履歴から自動で割り出したユーザーの生活地域を表示した後、各地域の避難施設や被害範囲・程度を図示した画面へ遷移します。


Ékocca [イコッカ]


Ékocca [イコッカ]は、グルメやイベント・観光などのお出かけ情報をまとめたキュレーションアプリです。
最新の記事の中から、ユーザの良く行く場所や生活地域に基づいておすすめの記事を厳選表示します。


ハザードマップアプリとキュレーションアプリとでテーマは全く違いますが、裏側のシステムは同じものを使っています。定期的に取得した位置情報履歴をもとに、高頻度で訪れる地域をユーザの"生活圏"として検出し、そのデータをもとにユーザに合わせたコンテンツを提供するというものです。
※位置情報の保存・処理は全て端末内で行われ、個人情報の漏洩のリスクは低減されます

こういった、ユーザ全員に同じコンテンツを提示するのではなく、一人一人の属性に合わせて最適化されたものを提供する手法を"パーソナライズ"と言います。代表的なものだとAmazonのレコメンド機能などがそれにあたります。自分は、ユーザの過去の位置情報を使ってパーソナライズすることはできないかと考え、アプリを制作し検証を行いました。

それぞれAppStoreで配信し、実際に多くの人に使って頂きました。またMy 防災ノートは鎌倉市で行われた防災アプリの実証実験でも使用されました。

アプリ内に設置したアンケートの結果、My 防災ノートではハザードマップの情報の見やすさ及びユーザビリティを向上させ、Ékoccaでは日常生活で利用しやすいスポット情報をユーザに提供し、パーソナライズの事例が見られる分野で新たな手法を創出できたことを確認しました。
これにより、今後も社会に浸透していくことが予想される携帯端末を用いて、膨大な情報を扱うWebサービスのユーザ体験を向上させるための一つのモデルを示すことができたと考えます。

以上が研究の概要です。

作ったアプリについては今後も改良を続けるつもりなのでぜひ使ってみてください。
アプリへの感想や意見もお持ちしております!

My 防災ノート:https://appsto.re/jp/eQ1Hdb.i
Ékocca [イコッカ]:https://appsto.re/jp/tjnxgb.i





最後に、ネットワークデザインスタジオでは3年間色々なことを、本当に色々なことをやらせて頂きました。ありがとうございます。

自分は特にプロジェクトや自主制作、その他諸々を通してのものづくり・サービスづくりをたくさんやってきました。来年度の学生でも何かつくりたいなと思ってる人は、とにかくそれを早く形にしてみることをおすすめします。
もちろん渡邉研が重視している"目的"や"なぜやるのか"は一つ持った上で、理想とはかけ離れた形でもいいのでとりあえず一つ作り上げてみてください。具体的なものを出せば具体的なフィードバックが必ず返ってきて、入念に構想立ててから作るよりも最終的に良いものが作れたりします。(自分も二つ目のアプリはさっさと作ればよっかたな〜と少し後悔してます。。)
何より1~2年はほんとあっという間で
気づいたら「え、もう卒業!?」てなるので _:(´ཀ`」 ∠):_


色々楽しみながら頑張ってください!
3年間ありがとうございました、今後とも宜しくお願いします!