第二課題:「オルタナ東京」を仮想世界と拡張現実で。


近年、Second Lifeなどの仮想世界サービス、セカイカメラなどのAR(拡張現実)サービスが広く普及しつつあります。これらのサービスをつかって、オリジナルの仮想空間コンテンツ/拡張現実コンテンツを手軽につくり、公開することができるようになりました。

現状、これらのサービスは主に、各々「実世界を模倣する」または「実世界に情報を付加する」ために用いられています。しかし「本物そっくり」「便利で役に立つ」というだけでは、そのポテンシャルを活かしきっているとは言えない。仮想世界や拡張現実は、我々が過ごしている世界を別の視点から眺め返し、あたらしい世界観を生み出すためのきっかけになり得るはずです。

今回のワークショップでは「オルタナ東京」をテーマとしました。首都大学東京と女子美術大学の学生が、各々の視点から``オルタナティブ東京 ... ALTERNATIVE TOK(i)O ... オルタナティブな、情報化された(Informationized)、想像上の(Imaginary)東京"をおもい描き、仮想世界と拡張現実を用いて再表現する。そんなかんじです。

学生たちは、以下のふた手に分かれて企画・制作を進めてください。

1.仮想世界サービス「ViZiMO」をつかったコンテンツ制作

既にスタート済み~7/9まで。首都大学東京の学生、個人ワーク。東京のいずれかの駅周辺の街をよく観察し「オルタナティブな、情報化された、想像上の」MACHiとして、仮想世界に再表現する。各自が個別に制作したMACHiをまとめて、仮想世界版「オルタナ東京」として完成させる。ViZiMOユーザが誰でも参加できる、インタラクティブなコンテンツ(ViZiルーム)として公開すること。


昨年度の作品


2.デジタル地球儀「Google Earth」とiPhone用ARアプリをつかったコンテンツ制作

6月2週目~7月終わりまで(詳細は後ほど連絡)。首都大学東京×女子美術大学の学生のコラボレーション。3、4名の二大学混成チームで制作。東京のいずれかの駅周辺の街をよく観察し、「オルタナティブな、情報化された、想像上の」MACHiとして、拡張現実コンテンツとして再表現する。Google Earthコンテンツ(kml)でスタディし、最終的にiPhone用ARアプリに読み込むかたちで公開する。

ゴーガのARライブラリ


それぞれ制作期間や作業内容が大きく異なるので、首都大の学生は1 or 2の二者択一(やりたいひとは両方やってもよし)、女子美の学生は2のみに携わってください。

詳細は二校でGoogle Groupsを共有して随時連絡していきます。(wtnv)