課題主旨:
今日のWeb世界は、キーワード志向でかたちづくられています。ひとがインターネットを用いてある事象について調べようとするとき、いくつかの単語を決めて検索した結果を俯瞰して、調査対象の事象をイメージします。
Web世界において、それぞれの情報は別個に存在していますが、それらが検索エンジンと人の想像力とによってダイナミックに結びつけられ、特定の姿を取ることになります。その姿は、実際の事象とかけはなれたものになっている可能性もあります。
今回の課題では、お互いに良く知っている(であろう)級友にインタビューし、相手の人生を象徴する単語群をピックアップしたうえで、それらをもちいたインターネット検索を行い、検索結果のテキストや画像を編集して紡ぎあわせ、相手を表現するWebコンテンツをつくりましょう。
プレゼン時には、インタビューを受けた側と制作者のふたりに壇上でプレゼンテーションしてもらい、そこに生まれた違和感を全員で共有しながら、インターネット時代のアイデンティティのあり方について考えてみたいと思います。
作業の手順:
- 二人(三人)一組になって、お互いのこれまでの人生の軌跡をヒアリングする。
- 相手の人生の軌跡をあらわす「10の単語」を決める。本人には教えないこと。
- それらの単語でインターネット検索を行い、検索結果の文章、あるいは画像を収集する。
- 集められた文章や画像を編集し、相手をあらわす「他己紹介コンテンツ」を制作する。
注意事項:
- 使用したウェブサイトの文章や画像については出典を明記すること。
スケジュール:
- 4/23 課題説明
- ~ 相手の人生の軌跡についてヒアリング、単語決め、制作作業
- 5/07 制作作業 、課題提出について説明
- 5/13 24:00までに提出
- 5/14 10名選抜講評
参考資料:
- とほほの逆引きリファレンス
- HTMLタグリファレンス
- Webの階層構造
- その他、講義中やGoogle Groups経由で随時シェアします