Google Earthをもちいた「架空旅行紀」:成果物の紹介

首都大システムデザイン学部インダストリアルアートコース3年生「ネットワーク演習・実習」の課題「架空旅行紀」の成果物を紹介します.4月~6月中旬までの約二ヶ月を掛けて,KML(Keyhole Markup Language)とGoogle Earth APIをもちいた,インタラクティブな空間コンテンツ,多元的デジタルアーカイブズを制作するという課題です.なかなかの力作が揃いました.以下,作品名またはスクリーンショットをクリックすると閲覧できます.Google Earthプラグインが必要です.また,作品の並び順は順不同です.(wtnv)


Satellite Tour <人工衛星ツアー>


GoogleEarth、それは誰でも使える素晴らしいデジタル地球儀。でも今回は地上を旅するのではありません。テーマはなんと宇宙旅行!私たちの生活を影で支えてくれる人工衛星、そう簡単には行けない宇宙空間をGoogleEarthで旅します。仮想旅行らしく、今はまだ実在しない軌道エレベーターの姿も見ることができます。途中巻き起こるイベントを交えながら、様々な人工衛星をめぐってみましょう。



「高地巡礼」


 旧日本列島を巡る旅』もしも海抜が1000メートル上昇したら、いまの日本列島はどのような姿になるのでしょうか。いま自分たちが住んでいる地域は陸地か、あるいは海に沈んだ海底都市となるのでしょうか。この「高地巡礼」は、標高1000メートルを越す日本列島の高地を島に見立てて、潜水艦を模したキャンピングカー、通称「潜水艦カー」で九州から関東まで巡礼する近未来SF的架空旅行です。



名作アニメ聖地巡礼


いまではかなり有名となった”聖地巡礼”。名作アニメの舞台やモデルとなった地(聖地)をGoogle Earth上で訪れること(巡礼)ができます。また聖地巡礼に関するツイートをマッピングすることで、自らもこの聖地巡礼マッピングの制作者の一員になることができます。



都電マッピング


今は都電荒川線しか現存しない「都電」。かつては東京中を走り、都民の足だった。このサイトはかつての都電や、その都電のあった風景をマッピングすることで、今はもう消えてしまった街の姿を再確認するコンテンツである。



航路自動生成ツール


当初のテーマは光速飛行による架空旅行であった。制作の際に航路を示すコードを自作のプログラムによって生成することを思いついた。抽象的な指示を値によって与えることでプログラムは航路を生成する。結果、制作したものはコンテンツではなくツールとなった。今後さらに調整できるパラメータを追加することで効果的な演出が可能な航路の生成ができると考えている。図はプログラムによって生成した航路をパスによって表現したものである。



世界の美味しい食べ物ベスト50



米国のニュース専門放送局CNNにて「世界で最も美味しい食べ物TOP50」が発表されました。
一体どこの国の食べ物が選ばれるのでしょうか、日本料理はどれくらいランクインしているのでしょうか。このコンテンツはGoogle Earthで地球上を旅しつつ美味しい食べ物ベスト50を紹介していくというものです。美味しそうな食べ物たちに食欲が増すこと請け合いです。




郷土料理娘マッピング



今回私が作った架空旅行記のテーマはずばり『グーグルアース上にに萌えを持ち込む』です。きちんと言い変えると堅苦しくなく、見ていておもしろい、また作っている本人も楽しめるコンテンツにしようと考えました。私自身、絵を描く事が好きで何かテーマを決めてそれを絵で表現し、グーグルアース上に写したりするのは良いのではないのかと思ったのです。今回は『郷土料理』を擬人化させ、郷土料理の説明やおすすめのお店、レシピなどをグーグルアース上にマッピングました。郷土料理を擬人化させたり、またグーグルアース上に説明と情報をマッピングするのがなかなか大変で難しかったです。まだ未完成ですがどんどん郷土娘を増やしていきたいと思いますので温かく見守って頂けると嬉しいです。



The Birds Of Prefecture


それぞれの都道府県には、シンボルとしての鳥が定められています。この「The Birds Of Prefecture」と題したコンテンツでは、鳥たちの躍動的な姿をシルエットとカラーで日本列島上に展開、変化を楽しめる図鑑となっています。また彼らを実際に観察するチャンスとなるよう写真や飼育情報を載せ、より近しい存在に感じられるよう構成しました。





UMA(未確認生物)を点々としてお手紙を渡していくわらしべ長者的なゲームをイメージして作りました。個性的なぶさゆるかわキャラクターが特徴です。