近年,セカイカメラをはじめとする,位置情報とAR(拡張現実)技術をもちいたサービスが広く普及しつつあります.実空間をとらえたカメラ上に,GPS情報をもとにしてさまざまな情報を重層表示することで,ユーザに利便性を提供できます.
現状,こういったAR技術は「実世界に必要な情報を付加する」ために用いられているようです.しかし,こうした実用的なアプローチのみでは,AR技術が持つポテンシャルを活かしきっているとは言えないのではないでしょうか.AR技術は,我々が過ごしている世界を別の視点から眺め返すためのきっかけにもなり得るはずです.
今回の課題では「オルタナ東京」をテーマとします.オルタナティブな,情報化された(Informationized),想像上の(Imaginary)東京をおもい描き,AR技術を用いて再表現し,ユーザにあらたな価値観を提供するのがミッションです.
前回の「架空旅行紀」の実空間版と捉えてみるとよいかも知れません.皆さんの発想に期待しています.
- 3名のチームで共同制作(少なくとも一人はMacユーザであることが必要)
- ヒロシマアーカイブARアプリなどにもちいているゴーガ社のARライブラリを使用
- 昨年の先輩たちの作品はこちら
- 最終成果はApp Storeで公開
- 8月9日締め切り(アップロードして提出)