手書き地図を活用した”まちイメージ”の抽出手法




お久しぶりです。
学部四年の木村汐里です。
気がつけば2月。学内での卒業制作展もおわり、明日から外苑前でスタジオの学外展示が始まります。今年のテーマは”outdoor”。一年、二年かけて自分の足で積み重ねてきた研究・制作を展示します。映像を作ったり、装飾を凝ったりとスタジオM2.B4一丸となって準備しています!

是非お越し下さい!

http://diploma2015.wtnv.jp/




今日は、私の卒業発表をほんの少し。簡単に説明したいと思います。

▶︎目的 ”まちイメージ=利用する人の個々の行動や経験に依存したイメージ”の抽出
半数以上の人が”若者のまち”というイメージを答えるこの街ですが、実は若者より、30-40代の方が利用割合が多いんです。
いろいろな世代の人が、いろいろな場所から、いろんな目的をもって集まってくるまち、渋谷。パブリックイメージではなく個々で持つ渋谷のイメージを共有することで新たな発見やコミュニュケーションがうまれるのではないかと考えました。

▶︎手法 地図に手書きで自由にイメージを記述する
認知心理学を参照し、客観的な情報である地図と主観的な行動である手書きを組み合わせました。



▶︎検証 街を利用するユーザを対象に本手法でイメージマップを作成してもらい、アンケートを行う
自由に自分のイメージを記述してもらうことで、”お店、くらし、思い出、景観”など
そのひと自身にもう一歩踏み込んだより現実的なイメージを抽出されました。



▶︎結果
実験結果より改めて考え、整理し、共有することで街に対する新たな発見や考えがうまれたり、これを共通の話題に新たなコミュニケーションが生まれるといえる

大きくこのようになっています。

一年間渋谷のまちを調べたり、歩き回ったり、アンケートしたりと
私自身、地元についてあらためて考え直すきっかけにもなった研究でした。

今回展示では実際に手法を体験できるようにしたいとおもっています!!
是非体験しにきてください!!



4年生の一年を終えようとしてる今思うのは、とにかくあっという間だった!ということです。
(ついこの間一緒に入学したばかりなのにな…)

特に最期の一年は卒業研究と向き合い悩んだ一年でした。
四年間の集大成。つい深く考えすぎてしまうとは思いますが
まずはがむしゃらに手を動かしてみるのが大切だなと思います。
とりあえずやってみる!動いてみる!
のんびりしていると、きづいたころには卒業です!
失敗しても何かにつながります!アドバイスも沢山もらえます!
後輩のみんなには、同期で刺激し合いながら、是非納得のいく卒業研究にしてほしいなと思います。
(わたしは院に進むので、来年もいます!人見知りですが是非仲良くしてください...)

ありがとうございました!



木村