書籍はストーリー,舞台設定などによって表現される「時空間」を内包しています.今回の課題では,デジタル地球儀Google Earthを使って,書籍が持つ時空間を可視化 / 視覚化します.
Google Earthは地球上の衛星画像,立体地形,建物の3Dモデルを網羅しています.また,KML(Keyhole Markup Language)のタグを用いて,ビルボード,ポリゴンなど,さまざまな表現を施すことができます.さらにTimeStamp / TimeSpanタグを使えば,時間表現も可能です.こうした点は,書籍の時空間を表現する用途に適しています.
自分自身の座右の書,好きな本,あるいはこの課題に適していると思われる書籍を一冊選び,その内容をGoogle Earth上に展開してください.なお,可視化 / 視覚化の用法の違いについては,以下の渡邉のツイートを参照してください.
先日も書いたように「可視化」と「視覚化」は使い分けやすい。それぞれ、プロ向けと一般向け。因果関係も逆。可視化して事実を見いだす / 見いだした事実を視覚化する、といった具合に言いわけられる。
— Hidenori Watanave (@hwtnv) February 21, 2015
今回の課題では,KMLファイルを最終成果物とします.次の課題では,今回の課題で作成したKMLファイルをオープンソースのデジタル地球儀「Cesium」に載せ,ウェブアプリケーションを作成します.■スケジュール
- 4/17 課題説明
- 4/25 アイデアを記したGoogleドキュメントのシェア,作業
- 5/01 中間発表
- 5/08 作業
- 5/15(または22日) プレゼンテーション+KMLファイル提出