週報20150625

みなさんこんにちは!学部4年の堀井です。

6月20、21日の二日間
広島女学院で高校生のみなさんとヒロシマアーカイブのワークショップを行いました。

1日目 午前
渡邉先生によるヒロシマアーカイブについての講演会


1日目 午後
wntv研メンバーも合流して、チームに別れて高校生のみなさんとワークショップを開催しました。
まず初めに被爆体験者の方の証言をもとに、その方が被爆された場所を探し出し、Google Earth上にマッピングしました。

その後、「歩いて使えるヒロシマアーカイブ」をコンセプトに、ヒロシマアーカイブの新たな活用法について考える"Design Camp"を行いました。
ヒロシマアーカイブがいま「できていること、できていないこと」を挙げ、
事前にwtnv研メンバーで考えたペルソナをターゲットユーザとして、その人に使ってもらえるような新しいアイデアをブレストしました。



アイディアを詰めて使用シーンのプロトタイプを作成、中間発表しました。コンセプトがそれぞれのチームでまったく異なっており、考え方がとても参考になりました。
先生方から質問・コメントを頂き、翌日に向けてチームで打ち合わせをして1日目は終了。


!)1日目のワークショップの様子が22日にHNKの朝のニュースで放送されました。
NHKニュースウェブで映像が見れますので、ぜひご覧ください。


2日目 午前
朝9時に平和記念公園に集合し、その周辺でフィールドワークを行いました。
自分自身がペルソナになったつもりで実際に広島アーカイブを使いながら歩き、前日に立てたプロトタイプの検証をしました。


2日目 午後
フィールドワークでの検証を行って感じたこと、気づいたことを話し合い、プロトタイプを修正して最終案をまとめ、チームごとに成果発表を行いました。

フィールドワークをしたことによりアイディアがブラッシュアップされ、どのチームの最終案もより具体的に、ユーザーに寄り沿ったものになっていて素晴らしかったです。
成果発表の形式は決められていなかったので、寸劇をやったり、映像作品を作ったり、実際にGoogleEarth上にマッピングしたりと、それぞれのチームに合った方法で成果報告が行われ、どのチームも見ていて楽しくわかりやすいプレゼンになっていました。



最終発表では先生方だけでなく女学院の学生のみなさんにもそれぞれコメントして頂き、私たちwtnv研メンバーもチーム毎にコメントシートを書きました。
そのフィードバックを元に今回のワークショップを振り返り「明日私たちは何ができるか」を考え、今後について話し合いました。

「最初はアイディアが出なくてどうしようかと思ったけど、何か言えば誰かがノってくれて、アイディアが広がっていくのが面白かった」
「フィールドワークによって新しく気づいたことがたくさんあった」
「みんなで協力して最終的に素晴らしい発表ができてよかった!」
と女学院の生徒さんが感想を言っていたのを聞いて、私も本当にその通りだと感じましたし、やってよかったな、と思いました。

1日目のブレストでは「うーん、うーん」と考えて黙ってしまう時間がありましたが、2日目実際に外に出て歩いてみたときに新たな発見がいくつもあり、アイディアが膨らみ、勢いを持って最終発表までいくことができました。

メンターとして参加しましたが、私の方こそ学ばせて頂いたことがいくつもありました。普段から平和活動を行っている生徒のみなさんが、アーカイブの活用法を真剣に考えている姿を見て、私も何かやらなければ、と尻を叩かれた気分です。

ご協力いただいた広島女学院の先生方、参加してくださった生徒のみなさん、
本当にありがとうございました!

以上、ヒロシマアーカイブワークショップのご報告でした。


あとがき

広島はすてきなところでした。
ぜひまた行きたいです〜!!
(広島に着いてすぐ食べたお好み焼き)