週報20160519

 はじめまして、研究生の福井です。今年3月に奈良の大学を卒業し、地理の分野からデザインの分野へ移ってきました! 研究生になって1ヶ月、新たな環境で様々なことを学び、試行錯誤しながらも充実した日々を送っています。
 
 今日は全体ゼミがありました。渡邉先生がボストンにおられるため、隔週で学年を持ち回りで指導してもらっています。本日は、B4・研究生の個別指導の日でした。
 さて、今回は私の研究内容である「デジタル地図表現方法の研究」について報告したいとおもいます。近年、地震・水害など様々な自然災害が発生するなかで、地域の被害予測を示したハザードマップが各家庭に配布されています。皆さんは、ハザードマップをみて自分の住んでいる場所の避難場所などを把握しているでしょうか?個人的な意見ですが、ハザードマップの認知度は低く活用が上手く出来ていない現状があると考えられます。そこで、ハザードマップに対する地図表現方法の研究をGoogleEarthを使用して行っていきたいとおもいます。
 対象地域は、私が所属しているNPO法人伊能社中で防災アーカイブのワークショップを行っている京都府福知山市を考えています。福知山市は、毎年豪雨災害の被害にもあっている場所であり、住民の方に安心して避難してもらうためにも見やすく正確な地図が求められます。また、災害時だけに使える地図だけでなく、通常時でも地域情報を載せることにより地域の人にリアルタイムに情報を伝えることができたらなという方向で考えています。
 まずは、地域の人たちが普段どんな時に地図を見ているのかなどユーザーの目線に立ってみることや、過去の先行事例をもとにどのように地図の情報が表現されているのかを考えていこうとおもいます。

まだまだデザインなどについて未熟ですが、この1年間で色々学習・体験しながら、オリジナルの地図を作っていけたらなとおもいます。