週報170622

「今日はいい天気。」
 
 昨日の記録的な悪天候を思い返すと余計にそう感じられます。ちなみに自分は台風のごとく吹き荒れる雨風に唖然としながら駅出入り口で集団雨宿りをしていました。
 
 雨宿りの時間が勿体無いのでtwitterを見ていると、渡邉先生の「台風リアルタイムウォッチャー」が目に留まりました。浸水・冠水を表す青いマーカー、強風を表す赤いマーカーの位置から、太平洋側に帯状に被害が集中していることが見て取れます。一方「観測史上1位の1時間雨量」と報道されていた和歌山県には、ほとんどマーカーがなかったのが意外でした。
 
 このようなデータの視覚化により、新しいことに気付けたり、新たな疑問を持てるのが非常に魅力的です。



 本日に戻ります。研究室でしばらくしていると、いきなり渡邉先生の口からビックニュースが!

 なんと沖縄戦前の古写真をAIでカラー化するプロジェクトが朝日新聞と沖縄タイムスの一面トップを飾ることになりました。新聞の一面記事をこんなに身近に感じるのは久しぶりです。朝日新聞大阪本社から掘り返された沖縄戦前の写真をAIにより自動着色、そこに渡邉先生自身が色を重ねて一層生き生きと。カラー化した写真は元が白黒写真とは思えないほど極めて自然に見えました。

 
 このプロジェクトにより「人間とAI」「人と人」「過去と現在、未来」多くのコラボレーションが生まれます。沖縄タイムスを休職してM1として渡邉研に所属している與那覇里子さんは現在の沖縄を取材することで戦前の色を取り戻そうとしています。このプロジェクトはまだ始まったばかりだとそう感じさせてくれます。
 
 沖縄戦慰霊の日である6月23日の朝日新聞沖縄タイムスに記事が掲載。また、與那覇さんの執筆記事も朝日新聞デジタルに掲載されています。沖縄で生きてきた與那覇さんならではの視点で書かれています。




クックパッド企業説明会

 食は人を豊かにします。人は食を豊かにします。人は食を通して人と繋がります。
その関係を大事にしている企業がクックパッドさんです。午後からはクックパッド株式会社の方々が企業説明会を開催してくださいました。
 
 ところで、クックパッドさんでは渡邉研伝説のOBがご活躍されているそうです。その方が佐野大河先輩です!学内展でお会いしたことがあるのですが、防災情報アプリ「My防災ノート」やお出かけ情報アプリ「Ékocca」など人々の生活に寄り添ったアプリを制作している印象でした。人々の生活に寄り添うという意味ではクックパッドさんの提供しているサービスと重なっている気がします。
 ニュースで特集されているのを見たことがあるのですが、クックパッドさんの職場環境は非常にユニークです。職場にキッチンがあり自由に料理ができるなど、料理の楽しさを社員さん自身が味わっています。提供したいことを制作側が熟知しているというのは当然なようで忘れがちです。
 
 また、料理の写真をカレンダーと紐付けて載せるという見せ方が個人的に好きです。カレンダーのマス目が料理の写真で埋まっていく様は、ユーザーに満足感やアプリを使う楽しさを与えてくれます。料理を継続化させるためには大事な要素です。
 
 企業説明会が自分たちに与えてくれる刺激は大きいです。クックパッド株式会社の方々、本日はありがとうございました。

研究テーマ

 B4の研究テーマは様々です。好きなことを研究テーマにしている人もいれば、調査から見出したことを研究テーマにしている人もいます。自分はと言うと、「興味を持って、そして好きになった」と言うのが当てはまっている気がします。

 元々は鉄塔の写真が好きで、鉄塔のアーカイブを3年生前期に制作しました。その鉄塔アーカイブに対して「ドローンの操縦の時に送電線のデータが役立つ」と古橋先生がおっしゃいました。それが現在の研究テーマ「ドローン」のきっかけです。



 ドローンについて調査していくうちに、どんどんドローンの世界に魅了されていきました。最近の技術なだけに、情報の流れがとてつもなく速いです。とにかく飽きないです。

 ドローン本体の技術発展は目覚ましいですが、渡邉研の先輩方がおっしゃるようにドローンの活用方法にはまだ隙があります。その隙をどれだけ見つけて、どれだけ開拓できるかが大事なことだと思います。また「地方の方が飛ばしやすい」という特徴をいかに活かすかだと思います。

 研究テーマの主軸をドローンにして1ヶ月ちょっとが経ちますが、自分がドローンの世界を見る姿勢はまだまだ客観的だと感じます。ドローンの世界のもっと内側に身を置きたいです。今後はもっと直接的に調査をしていくつもりです。


葛藤

 ゼミ以外の日で大学に行く時、通学時間往復3時間に悩まされます。
 大学に行った方が有意義。だが、通学時間でいろんなプログラミングの勉強が出来たかもしれない。

 そんな葛藤を抱えながらamazonで寝袋とドローンを眺めています。