週報171214



こんにちは。学部4年の水落です。
12月も半ばとなり、最近は特に凍えてしまうような気温が続いています。

しかしそんな肌寒さとは裏腹に、街ではクリスマスに向けた暖かい色の灯がたくさん点りだしました。
冬の澄んだ空気のおかげで、柔らかい光がよく見えます。




さて、今回の週報は、ノーベル平和賞、私の研究の進捗についてご報告させて頂きます。


1, ICAN、ノーベル平和賞授賞

12月10日、非政府組織「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)がノーベル平和賞を授賞致しました。広島、長崎の被爆者の方々約30人が参加し、記念のパレードが行われました。
授賞に際し、ICANの運動をリードされた、サーロー節子さんの受賞講演がありました。
サーロー節子さんは、私たちの研究室とも関わりの深い広島女学院高校の生徒でもあった方です。

(ノーベル財団ホームページ)

サーローさんのお話は、核兵器の恐ろしさ、それを根絶することの困難さ、大切さを説いた講演となっていました。
浅い表現とはなりますが、私は本当に豊かな時代に生まれ、何不自由なく現在も生活しています。戦争や核兵器の歴史や怖さも、授業で学習しました。しかし「昔の時代のこと」と、どこかで一線引いてしまっている自分の存在を否定することはできません。

サーローさんの演説全文を読んだ際、教科書とは全く違った、詳細で、鮮明で、まるで昨日のことのように正確な当時の描写、恐ろしさが綴られていました。
経験をしてきたサーローさんだからこその言葉であり、同時にこれからの社会で生きていく私たちに向けてのメッセージでもあるように感じました。


"今夜私たちがオスロの街をたいまつを灯して行進するにあたり、核の恐怖の闇夜からお互いを救い出しましょう。どのような障害に直面しようとも、私たちは動き続け、押し続け、この光を分かち合い続けます。この光は、この一つの尊い世界が生き続けるための私たちの情熱であり、誓いなのです。"
(NHK NEWS WEB(サーロー節子さん ノーベル平和賞授賞式 演説全文)より引用: https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1210_setsuko_thurlow.html)


私はこの研究室に配属されなければ、ここまで戦争や核についての話に触れることはなかったように思います。
知ったからといって何が出来る訳でもないですが、「知らなかった」よりかは、何が世界で起きているのか、何が起きてきたのかを知ることが大切だと感じました。
まずは今日1つ、私たちの街とは違った意味を持つ灯が、世界では点っていたことを知ることができて良かったと思います。




2, 災害用自動販売機ナビゲーション

次に、私の研究についてお話しさせて頂きます。
今年の6月頃から本格的に開始した「災害用自動販売機ナビゲーション」の研究も、いよいよ大詰めの段階となりました。

皆さんも一度は災害用自動販売機について見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。かく言う私も見たことはありますが、実際に使用したことはありません。
なので、もしも災害時に災害用自動販売機が利用できるとしても、冷静にその筐体を操作できるのか、そもそもどこに設置されているのだろうか、と言う不安があります。
そこで考案したものが上記の研究テーマとなります。
各自治体が保持している災害用自動販売機の位置を確認し、取り出し方などを事前に把握しておくことのできるアプリケーションとなっています。

また、本アプリは各自治体ごとに制作する必要はなく、指定形式のデータでさえあれば、どの地域でも活用することのできることを目標に制作しています。


「知らなかった」より「知っておく」こと。
繰り返しとはなりますが、自分の住んでいる地域にさらに理解を深めることによって、いざという時に行動できる選択肢も増えるのではないでしょうか。

アプリケーションの骨組みは作り終わり、後はUI設計や動作テストと、地味ですが重要な作業が残っています。
今週のゼミで、コンペに出しては。という提案も頂きましたので、それも踏まえてもう少し頑張ります!



今年の私の週報は今回で最後となります。
皆さま良いお年をお過ごしください。
以上、水落でした!