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Showing posts from September, 2011

VR学会 in 函館

M1の高田です。
9月20日~22日に、函館で開催されたVR学会に参加させていただきましたので、久々にブログを書かせていただきます。

私は今回、デモ展示の方で関わらせていただきました。
初めてのVR学会でしたが、これまで参加した学会や展示よりも、お客さん皆さん、とても渡邉研の研究内容に興味を持って、熱心に聴いてくださった方が多かったと感じました。



VR学会は、工学系の内容で、その他の展示や発表内容は、技術部分は分からないものばかりでしたが、興味のある発表や展示が多くあり、3日間様々なお話を伺うことが出来ました。
これまで私は、技術的な部分にはあまり触れず、工学系の知識がなかっため、発表内容は難しいものばかりでした。
しかし、単純に面白いと思えたものや、近い将来これらの技術を使って、何か出来るのではないかと思えるものなどがあり、展示、発表共に楽しむことが出来ました。

私の一番のお気に入りは、電脳コイルに関するセッションでした。
MR/AR用ヘッドマウントディスプレイについてなど、元々知識を持っていなかったので、一から学ばせていただきました。
その後のパネルディスカッションは、電脳コイルのアニメの内容についてであり、工学の知識を持っていると、別の着眼点でここまで楽しむことが出来るのだなと感じました。
私は電脳コイルを観た事がなかったのですが、十分楽しむことができ、アニメを是非見てみたいと思っています。

また、展示の方ですが、こちらは、企業展示と大学の研究展示がありました。
展示ブースは、口頭発表に比べて、お堅いイメージはなく、どのブースでも、最初から詳しく説明していただき、3DCadデータを立体視できるものや、Kinectを利用したものなど、様々な体験をさせていただきました。
ただ、学生だけでやっている展示ブースと比べると、大分温度差を感じてしまいました。
企業展示のものは、どれも来場者をもてなし、楽しませてくれる術を持っていて、心惹かれてしまうものが多かったです。
この学会を通して、今まで知らなかった知識を取り入れることも出来ましたが、展示の仕方も勉強させていただいたなと感じています。



最後に、全体を通しての感想ですが、今回の学会で、自分がどれだけ知らないことがたくさんあるかを痛感しました。
ディスプレイや、3D、ユーザーインターフェース等の技術が、どこまで研究されていて、実現しているのか、身の周り…

10/5開催:NPOの活動をICT技術で伝える!セミナー@日本財団

NPOの活動をICT技術で伝える!セミナー ~与論島×Google Earth&Twitter、足湯ボランティア(震災支援)×Twitter~

概要
離島や被災地を支援する,NPO法人与論情報化グループe-Ok (与論島)および日本財団ROADプロジェクト足湯ボランティア(被災地支援)と,首都大学東京大学院(渡邉英徳ゼミ)の連携チームによる,Google EarthやTwitterなどのICT技術を活用した,効果的な情報発信事例「プロジェクトヨロン」「足湯のつぶやきBOT」の実演と,その制作手法の発表をおこないます.
開催概要
日時:2011年10月5日(水)13:00~14:30(開場12:30場所:CANPANセンター・セミナールーム (東京都港区虎ノ門1-15-16海洋船舶ビル8階)対象:NPO・NGO関係者、ボランティア、プロボノ等定員:25名参加費:無料
スケジュール
12:30 開場13:00 挨拶
    (日本財団 ROADプロジェクト 山田泰久)13:05 首都大学東京チームによる過去のプロジェクト紹介
    (首都大学東京システムデザイン学部 准教授 渡邉英徳)13:20「プロジェクトヨロン」実演,制作手法発表
    (与論情報化グループe-Ok 植田佳樹,首都大学東京大学院チーム)13:50「足湯のつぶやきBOT」実演,制作手法発表
    (震災がつなぐ全国ネットワーク 松田曜子,首都大学東京大学院チーム)14:20 質疑応答14:30 終了
主催
首都大学東京大学院 渡邉英徳ゼミNPO法人 与論情報化グループ e-Ok(与論島)日本財団ROADプロジェクト 足湯ボランティア(事務局:震災がつなぐ全国ネットワーク)お問合せ先
日本財団コールセンター TEL:03-6229-5111
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中銀カプセルタワーの再現プロジェクト in 仮想空間

森美術館にて「メタボリズムの未来都市展」が開催されています.私たちは2008年に,黒川紀章建築都市設計事務所,日経アーキテクチュアそしてアトリエテンと共同で,黒川紀章「中銀カプセルタワービル」の再現プロジェクトをおこないました.当時の日経ケンプラッツ記事はこちら(要会員登録).既になつかしいプロジェクトになりました.


当時,宮城大とのワークショップ(建築系ラジオ収録回)などで多用していたNikkeiBP SIM(現存せず)に建造されました.建築内部まで詳細に再現されています.アバターのスケールが対人間比で大きめなのと,カメラの視点が高いため,実際以上に狭さが強調される感覚がありました.画像のうち,下はエントランスホールのものです.カプセル内部にはカメラが入り込めないほど狭かった.

当時はアーカイブズの世界に触れて日が浅く,「精確に再現することに意味があるのか」という疑問が常につきまといました.また自身が,仮想空間ならではの建築デザインメソッドとして「コンテンツ志向の空間」を提唱し,多数の空間コンテンツをつくっていたこともあり,「仮想空間の特性を活かした,中銀カプセルタワーのコンセプトの再現」という課題を学生に課したことをおもいだします.できあがった作品群はこちら.興味のあるかたは覗いてみてください.当時三年生だった学生たち,既に卒業し,あるいは修士二年生になりました.

ついでに,当時発表されて間もないPhotosynthを使い,写真から多次元的空間を生成するこころみも行いました.そういえばPhotosynth,いつのまにかパノラマ生成ツールとしての側面が強調されるようになっており,ちょっと残念.本来は下記のようなことができるツールです.


一連のアーカイブズプロジェクトを経た今では,過去に撮影された写真を大量に収集してPhotosynthに掛け,時空間を超えた仮想空間モデルを生成する,などなど,いろいろとアイデアが湧きます.後期には,三年生対象のSecond Lifeワークショップをおこなう予定なので,またいくつか実験してみたいと思います.(wtnv)

講演報告+打ち上げ:YouTube x GEO Creator Day 2011 #creatorday

9/24,ベルサール汐留にて開催された「YouTube x GEO Creatro Day 2011」での講演,無事終了しました.私のG2-4セッションはほぼ満席だったようです.会場の反応も上々で,いい講演になりました.途中でマシントラブルに見舞われリブートの憂き目に合いましたが,ツバルヒロシマ宇宙戦艦ヤマト被災地フォトオーバレイの予定がヤマトを端折ることになり,エンタメ要素を削った,緊張感のある内容になったと思うことにします.おかげで院生の高田健介くんに登場してもらう時間もつくれました.



このYouTuber x GEO Creator Day,おなじくGoogle主催で,ハイエンドな内容のGoogle Developers Day(昨年の参加記録)と比べると,比較的やさしい初心者向けのレクチャーが多かった印象があります.コアな内容を求めて参加したクリエイターには物足りなかったかも知れませんが「YouTubeでカッコいい映像を配信したい!」というモチベーションの参加者がジオ系のセッションに参加して知見を得るといった,分野を超えた拡がりが生まれ得る場として,有効だったかと思います.このことは,参加者のツイートにも顕れています.

Toggeter: YouTube x Geo #creatorday をまとめました
また,個人的な収穫として.Google Earth Communityでいつもやり取りしているRobinさん(Google,Inc.のコミュニティマネジャー),Washiさん(日本在住の元教師,Google Earthの使い手)と直接お会いして会話できたことは本当に嬉しかった.特にWashiさん,のどかで素敵なおじいさんといった印象.コンピュータ初心者でも,こつこつ取り組めばインタラクティブなGoogle Earthコンテンツがつくれることを,身をもって示されているようにおもいます(いしたにまさきさんのツイート参照).また,訥々とながらすべて日本語でプレゼンされ,配布資料もていねいにつくられていたことに敬意を表したいとおもいます.我々もかくあらねば,と感じた次第.
以下はWashiさんが配布された資料(日本語に注目)と,打ち上げでの記念撮影.もう70歳近いかたです.



ちなみにWashiさん,松尾芭蕉の没した場所や,東海道五十三次のGoogle Ear…

世界建築家会議(UIA Tokyo 2011)関連イベント「デジタルアーカイブの可能性」講演×展示

東京国際フォーラムで開催される「世界建築家会議(UIA Tokyo 2011)」の関連イベント,DAAS主催の「デジタルアーカイブの可能性|Future of Digital Archive」にて,講演とデモ展示をおこないます.

(9/28追記)以下,渡邉のターンのUstreamアーカイブ.大山さんお疲れ様でした!



宮城大学の中田千彦先生,DAASの皆さまにお招きいただいたもの.

なお,UIA自体はSIGGRAPH並の入場料が課される会議ですが,我々のイベントは無料です.当日ぶらりと来ていただくのもOK.ぜひおいでください.

日時:2011年9月28日(水)10:30~場所:東京国際フォーラムガラスホールB1F ロビーギャラリー入場無料
プログラムにもあるように,7名のゲストが順繰りに対談する形式.僕は磯達雄さん,大山顕さんと組むようです.さらに僕らは講演に加え,被災地フォトオーバレイナガサキアーカイブヒロシマアーカイブの実機展示をおこなう予定です.以下,パンフレットより転載.


先日の東北大せんだいスクールオブデザイン講演にお呼びいただいた本江正茂先生,マッピングナイトでいつもご一緒している大山顕さん,司会は京都造形芸術大学の講師時代にお世話になった坂本和子さんと,ご縁のある組み合わせかも.当日がたのしみです.(wtnv)

水害情報の共有マッシュアップサイトを公開しています #豪雨

水害情報のマッシュアップサイト「rain.mapping.jp」を立ち上げました.Twitter上での@inuroさんとのやり取りを経て,数時間で完成.震災後にリリースした,いくつかのコンテンツを思いだします.


詳細はFacebookページをご覧ください.さくらマッピング以来使い倒してきたマッピングシステム,およびうみあるきシステムを応用しており,以下のように,メールやTwitterで簡単に情報共有が可能です.

位置情報付きの写真をrain@mapping.jpに送付ハッシュタグ「#rain2011」を付けてジオタグツイート
なお,過去の写真も,時間をさかのぼって投稿可能です.ぜひご参加ください.(wtnv)

YouTube x GEO Creator Day講演,VR学会大会,「世界一大きな絵」広島展

お知らせひとつ目.9/24に開催される「YouTube x GEO Creator Day」にて講演をおこないます.Google Earth Communityにて,ツバルプロジェクトヒロシマアーカイブのスレッドをご覧になったCommunity Development ManagerのRobin E. Ziegler氏から打診されたもの.

渡邉の出番は18:00-18:30のセッション4「Google Earth を使った情報共有」です.これまでリリースしてきたマッシュアップコンテンツを,若干技術面に寄せてはなす予定.のつもりが,同時に講演するLeRoy Mobley氏からは「あなたはコンテンツそのものの魅力と可能性について話したほうがいいよ」とアドバイスいただいたので,やっぱりその方針にします.


ふたつ目.9/20-22に掛けて,はこだて未来大学にて「第16回日本バーチャルリアリティ学会大会」が開催されます.今回,渡邉研からは以下の二件の口頭発表+芸術展示をおこないます.なお,渡邉の発表用ブックマークをこちらにアップしています.当日はPowerPointはつかわず,ブラウザのみで発表予定.
原田真喜子,渡邉英徳: インターネットコンテンツへユーザを誘導するtwitterの活用手法とその検討 (The technique and examination of twitter for attracting user to the Internet contents)渡邉英徳: 事象の多面的・総合的な理解を促す多元的デジタルアーカイブズのデザイン手法 (The Design Method of Plural Digital Archives That Urges Multipronged, Overall Understanding about Archived Event)
みっつ目.9/17より,NPOアース・アイデンティティ・プロジェクト主催の「絵のない絵本の展覧会2010-2020と世界一大きな絵2012展Ⅱ」が,広島市の旧日本銀行広島支店(被爆建物)にて開催されています.渡邉研からは,前期に制作された「世界一大きな絵Web版」のiPadバージョン,および「ヒロシマ・アーカイブ」を出展しています.写真は設営中のようす.


会期は10/1まで.広島へおいでのかた…

大山顕・石川初・渡邉英徳のマッピングナイト3,のレビュー記事

8/19に東京カルチャーカルチャーで開催された,大山顕・石川初・渡邉英徳のマッピングナイト3のレビュー記事が@niftyのサイトに掲載されています.


マッピングナイトは過去に3回開催されました.以下はそれぞれのTogetterまとめ.

2010/8/15 「大山顕・石川初・渡邉英徳 マッピングナイト2011/4/23「大山顕・石川初・渡邉英徳 マッピングナイト2」 2011/8/19「大山顕・石川初・渡邉英徳 マッピングナイト3」 
あっという間でしたが,一年に三度おこなったことになります.今回は参加型にしようということで,さくらマッピング以来愛用し,既に枯れた技術になりつつあるマッピングシステムをつかったイベントにしました.というか,昨年夏の第一回の打ち合わせからその趣旨だったはずですが,毎回各自の自己紹介(プレゼン)が楽しすぎ&充実しすぎて時間切れになってしまっていた,というのが正確なところ.
このマッピングシステムにはジオコーディング(文字列を緯度経度変換する)技術を使っています.さくらマッピングを開始した2006年ごろは,GPSを装備したケータイがまだ普及していなかったため「GPS情報ナシでさくらの画像を地図にプロットするにはどうするか」について思案した結果,実装されたものです.Google Maps APIと東大空間情報科学研のジオコーダを併用しています.後者はもう閉鎖されてるみたいですが.
いわば「苦肉の策」としてジオコーディングをつかったマッピングシステムには,瓢箪から駒というべきか「“その場”にいなくても地図に投稿できる」「思い出の場所,記憶のなかの場所にもマッピングできる」というメリットがあります.イベント会場において,同時・同場所のできごとを体験しながら,非同時・非同場所の記憶を共有できることになる.写真のExifヘッダに撮影日時が入っていれば「過去のどこか」に写真を載せることも可能.
GPSは絶対的な位置と時間を指し示し,ジオコーディングは「人の意識や記憶のなかにある位置と時間」を指し示す.これらは相補的な技術です.(wtnv)

“Blue Mars Lite”で首都大日野キャンパス訪問

昨年度,院生の高田健介君が海外インターンシップでお世話になったAvatar Reality社(ホノルル)が提供している,Googleストリートビューと連携した仮想世界サービス“Blue Mars Lite”を体験してみました.

ログインすると,ちょうど代表の @Huzak さんがいらして,ハワイその他を(操作のナビつきで)ご案内いただきました.画像をみれば一目瞭然ですが,ストリートビュー内をアバターで移動できるようになっています.チャットはバルーン表示され,ログも参照できます.アバターのカスタマイズ時は別ウィンドウが開きます.




ストリートビューが網羅している場所であれば,世界中どこでも好みのところに移動できます.アバターが移動すると,となりの撮影地点に移動.スケールや画面遷移がうまくデザインされており,ストレスなく楽しめました.ストビュー内をかちかち移動する感覚,実空間を仮想的な身体で移動する快感が増幅されるかんじです.

これまでにwtnv研ではSecond Lifeを使ったいろいろなプロジェクトを展開してきましたが,Blue Mars Liteには,3Dモデルで構築された仮想世界とは違った面白さがあることを確認できました.ストビュー内にオリジナルのモデルが置けるようになると,さらに楽しめそう.


最後に,首都大日野キャンパスへ連れていっていただきました.ふだん慣れ親しんだ場所で試すことで,スケール感の確かさがより強固になります.実にいい感じのサービス.(wtnv)

#cedec2011 震災支援特別セッション4での講演報告

パシフィコ横浜で開催された「CEDEC 2011 | Computer Entertainment Developers Conference」の「震災支援特別セッション」にて,片桐岳(竹中工務店),吉岡直人(スクウェア・エニックス)両氏と講演しました.題目は「震災に関する情報伝達・復興支援のためのマッシュアップ手法」です.

主にゲーム業界の関係者がつどうカンファレンスで,私たちの発表内容は異色だったかも知れません.その分,本気の聴講者があつまったとも言えます.講演内容は,これまで学会等で発表してきたこちらの原稿に沿ったものですが,ヒロシマ・アーカイブのキックオフミーティング直前に震災がおこったこと,さらに発生当夜から翌日の「福島第一,第二原発からの距離マップ」公開に至るまでの流れについて,補足して話しました.片桐氏の都市インフラについての話題とうまく噛み合い,会場からも熱い質問をいただきました.

講演内容がさっそくファミ通.comの記事になっています.とても丁寧な記事感謝です.

IT業界だからこそできる、インフラ整備の取り組み――震災復興支援技術特別セッション その4【CEDEC 2011】 いま、“ヒロシマアーカイブ”は提供されているが、「震災を経て“ヒロシマアーカイブ”の心構えは変わりました」と渡邉氏。震災までは「60年前の状況を未来に伝えてあげる」というニュアンスがあったが、震災に触れ、「自分がふだん使っている技術を駆使して、未来に残したい」という気持ちになったのだとか。そんな渡邉氏は最後にゲームクリエイターに提案する。ゲームを始めとするエンターテイメント業界は、人々が夢を抱いて日常で楽しめる仕事。「そこで使う技術は困っているときに提供して、みんなの役に立てるまでもう一歩のところまで来ています。日常が破壊されたときに、人々の役に立ててほしいです」(渡邉)。 吉岡氏とは,また機会をあらためて議論をおこなおう,とTwitterでやりとりしました.震災後だから話題になる,のは当然ですが,今後も継続的に続けていかねばならない活動です.講演でもはなしたように,ライフワークと考えて取り組んでいくつもりです.(wtnv)