20090729

ツバルのPhotosynthを公開

Microsoft Photosynthを使ったツバルの写真コンテンツを公開しました。







以前、総合プロジェクトで黒川紀章「中銀カプセルタワー」の写真を大量に収集してPhotosynthを作成しました。単一の建築物だと作業がしやすいのですが、今回はフナフチ全域で撮影した写真群が元になるため、なるべく繋がりやすそうなクラスターをピックアップして使用。その結果、今のところ閲覧可能なのは以下の5synthes。自然環境の写真が多いためsynth率はそれほど高くありませんが、順次スペースキーを押しながらお楽しみください。閲覧にはPhotosynthのプラグインが必要。
出張レポートにあるように、現地で収集した写真は5000枚を超えており、その中にはフナフチのすべての道路の写真も含まれています。以下は道路に沿ったシークエンス、あるいは断片的なシーンをPhotosynthに掛けてみたもの。道路の写真群はそれほどうまく繋がらないようですが「ツバルの路」の雰囲気は伝わるかと思います。
これらのPhotosynthを参考にしつつ、Google Earthや仮想世界のコンテンツを制作していく予定。(wtnv)

20090728

ツバルのGPS付き画像(3200枚)を公開






首都大学東京渡邉英徳研究室では、特定非営利活動法人ツバル・オーバービューとの共同研究プロジェクト「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト(現在英語版のみ)」の一環として2009年7月にツバルの現地調査を行い、撮影した5000枚以上の「GPS情報付き写真」を現地作業で精査し、3200枚に絞ったものを公開しました。

ツバルについて、地球温暖化によるとされる海面上昇の件が話題になっていますが、実際の風景や街の姿はほとんど知られていません。今回の調査では、首都フナフチに引かれたすべての路/海岸線の一部/滑走路などを対象とし、大量のGPS付き写真を撮影しました。これらの写真をデジタル地球儀Google Earth上で閲覧することで、上空からの鳥や神の視点に加え、人々の視点からみたツバルの姿を「ストリートビュー」のように知ることができます。現在、Placemarkとして3200枚、Photo Overlayとして400枚の写真をGoogle Earth上で閲覧できます

これらの画像は非営利目的であれば、コンテンツ制作のために自由に使用可能です。その他の使途についてはお問い合わせください

以下、Picasaウェブアルバムにリンクしています。

Google Earthデータは以下で閲覧できます。
写真を活用したコンテンツ制作の例として、Photosynth作品を試験的に公開しています。



(wtnv)

20090727

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『ツバル滞在を終えて』

20090727 18:08
wtnv注:以下、渡邉研究室4年の鈴木真喜子さんによる出張レポートです。


2009年7月5日に日本を離れ、18日間ツバルに滞在させていただきました。
目的は『ツバルの写真・映像を撮影すること』です。

きっかけは研究室のNPO法人tuvaluoverviewさんとの共同研究です。
テーマは『3D空間にツバルのアーカイブを作ること』。
教授は資料収集とはいえ、長期間海外に滞在することは難しいとのことで、私が先行調査をすることになりました。

7月7日午後、フィジーからの国際便に乗りながら、ツバルの首都フナフチ環礁フナファラエ島の滑走路を空からビデオで撮影していました。ところがいつまでたっても着陸しません。
飛行機のアナウンスは「犬が滑走路に遊びに来たため着陸できません。」
二度目の着陸態勢をとったときも「またもや犬が滑走路に着陸できません。」
機長の笑いながらのアナウンス。これが最初のツバルでした。

この日はこれから16日間お世話になるホームステイ先へご挨拶をし、半日体を休ませていただきました。
晩御飯はお米と生のカツオの塊。ご家庭がfishiermanとのことで、日々のおかずは魚になりそうです。実際のところ、たまにカレー粉は使いつつも、毎日魚でした。

8日からは研究室独自の資料収集とtuvaluoverviewさんとの共同研究のフィールドワーク、さらには自身の映像撮影に日々終われました。今回はプライベートで訪れているのではなく、研究室の代表としての訪問です。正直なところ、日々プレッシャーと焦り、不安に駆られました。時間のないゆったりとした南国に仕事として飛び込む一種の矛盾。遊びで楽しむのではなく、仕事で愉しもうと心に決めました。

研究室のための資料収集、つまり大量の視覚情報の収集では以下のような手段をとりました。
1フィルターをのぞかずただただ連続撮影。主観は入れない。バイクを運転しながらひたすら島の写真をとり続けました。
フナファラエ島の北から南、全ての道をカメラに収めました。

2人とすれちがったら撮影。
 私は人が、島や文化を創っていると考えています。島を創っている人をフィルターを通してでも覗くことで風景とは異なるナニカが伝わ  ると考えました。

3ビデオによる定点撮影。後に先生からこの手法を教えていただいたのですが、普段とは違う視点から撮影をすることによってより第三者的な見解をもつ資料になります。
人がもっとも集まる日曜日10時教会前、たまにしか来ない貨物船をみんなで待つ港、どこにでもある道、ごみ処理施設が無くごみに溢れてしまった島の北。どれもとても貴重なツバルの資料になると思います。

4空
研究室の仲間から空の写真が欲しいという意見をいただきました。正直なところ、私はツバルの空も日本の空も変わらないと感じます。
夜になれば南半球と北半球の違いで星座の種類や星の瞬き方も異なるのですが、昼間は同じ層雲、積乱雲でした。
ですが、ひとたび椰子の木の葉が視界に入るとそこは南国の島・ツバルの空です。
雲や宇宙はどこでも同じですが、植物と共にあるツバルの空はツバルでしか撮影できません。
空の写真をツバルの北から南まで連続撮影をしてきました。

5photosynth用の高密度撮影

上記のようにまとめるとあっさりして見えますが、集めた写真の数は5000枚を超えました。
途中、データエラーにより、GPS情報が欠けてしまった写真もありますが、今後の作品製作において撮り残しはないと思います。

6研究室メンバーからの要望
・伝統民家
・地面のテクスチャー
・滑走路で寝ている人
・土着の人にカメラを渡して撮影してもらう
・スコールの映像
・空
・音がなったら撮影
・ツバルの楽器や踊り
・お店やレストラン
・生活観のわかる写真

上記10個の要望の中、残念ながら「音がなったら撮影」だけはできませんでした。なぜなら、音が鳴り止む時が無いからです。
ひたすらにぎやかで陽気な町でした。

一方、tuvaluoverviewさんとの共同研究のフィールドワークは主に『ツバルに生きる一万人の笑顔』のインタビューでした。
自身が今後、他国でデザイナーとしてフィールドワークをしていきたいと考えているので、とても勉強になりました。
また、ツバルと長く付き合っている遠藤さんに同行させていただくことによって、ツバルに生きる人々の心からのメッセージやもてなし、文化を体験することができました。
同行を望んだ理由のひとつに、、研究室で『ツバルに生きる一万人の笑顔』のgoogleearthデザインを担当させていただいていることがあげられます。
このフィールドワークで感じたものを今秋公開の共同作品に活かしていければと感じております。

自身の映像資料収集は上記2つとは異なり、ひたすら自身の主観による撮影を行いました。
『面白い』と感じたら体当たり取材。私にしか出来ない、私の感じたツバルを収めました。

以上がツバルの出張報告です。
以下、私がツバルの文化、風習、雰囲気について感じたことを綴りたいと思います。

ツバル行かせていただけると先生から報告を受けたとき、まず考えたことは先入観を持たずに行かなくてはということでした。
もちろん、歴史や宗教、人口などの基本的な情報は頭に留めましたが。
先入観を持たずにいくと、文化になじみやすくなります。興味ある分野だけではなく、幅広く、文化を「こういうものか」と考えることが出来、色々な出来事を受け入れやすくなります。
(虫と日焼けだけは徹底的に対策しましたが。)

ツバル人は本当によく食べ、よく歌い、よく寝ます。。
客人が現れるととりあえず、『食え、食え、食え。』
これは彼らにとって最高のもてなしです。
「マコナ(満腹)」という言葉を最初に学びました。
そして家族愛がとても強い国とかんじました。

面白かったのは若者の姿勢です。
ナイトクラブに毎週行くようなヤンキーが、家事手伝い(ご飯を作ったり、子供の面倒をみたり、洗濯物を干したりしています。

正直、私が訪れた17日間、ほとんど代わり映えはしない毎日でした。
1週間もいると、道路のつながりやお店の場所もほとんど覚えてしまいます。
ですが、彼らは日常に笑いを見つけるのが上手でとても生き生きとすごしています。

飽きもせず。20年間同じ場所同じメンバーで毎日夜中に集っては歌っているそうです。
ツバルに滞在している間、彼らの歌声が子守唄でした。

そして私はたちとは価値観がとても異なると思います。
飛行機が遅れても『あらあら』。
日本人があたふたしていたら『クスクス。』
質問しても答えは『なんとなく。』

生活において、時間や仕事に重点を置いている日本と、ゆらりと仲間で集って歌うこと、お祭りに重点を置くツバル。

この地を散策して初めて、日本がこの国に多くの援助をしていることを知りました。
港の工事、海岸の堤防の調査、そして発電所の建設・援助などです。

私にはこれらの建設が実際にツバルでどのように思われているか、詳しくはわかりません。

ですが痛感したことがあります。
最近、CSRという言葉が持て囃されていますが、果たしてそれは本当に相手のことを考えているのでしょうか。

ありとあらゆる国にコンピュータなどのハイテク技術を持ち込もうという姿勢があります。
さまざまな建物を建てます。
インフラを整えます。。。

確かに私たちの視点からみると暮らしは楽になるかもしれません。
でも彼らにも彼らの数百年培ってきた文化、風習が存在すると思います。

CSRやODAがどのような目的・いきさつで国を選択し、活動しているのかはわかりません。

ですが、その過程でディスプレイ上ではなく、彼らの誇りと尊厳を軸に検討していって欲しいと感じました。

私がツバルの最も好きなところは、『誇り』を感じられることです。
『ツバル・スタイル』を堂々と生きているように感じられました。
ホームステイさせていただいた家の娘さんは、『一生ツバルにいたい』と言います。
私は日本人であってツバルの人間ではないけれども、その一言がとてもうれしく感じられました。

彼らに適切な、彼らの暮らしを壊さない関係性を気づいていくことが大切と感じました。

ツバルは地球温暖化の影響で最初に海の中に消える島と言われています。
この情報が定かかはわかりません。

ですが、少なくともツバルという島にlivingが存在していて、彼ら自身も彼らの島がなくなるかもしれないというニュースを知っています。
私が今、地球のことを考えてスーパーの袋をもらわないとか、冷房の温度を上げるなどしても地球が変わるとも思えませんが、『生活の無駄』ということは日々常々考えて生きたいと思います。
『自身の無駄な行為』から悲しむ人が生まれるのは虚しいですから。

地図の上から人を見るのではなく、人がいるから地図があるということを考えさせられました。

最後になりましたが、ツバルでお世話になりましたtuvaluoverview遠藤さん、綱島さん、ホームステイをさせていただいたスワマリエ一家、いつもお邪魔したアピネル一家、他ツバルで言葉を交わした皆様にこの場をお借りして感謝の意を述べさせていただきます。
FAFETAI LASI.


(鈴木真喜子)

20090722

ツバル最終日:日蝕を撮影

本日はツバル最終日。早朝は「空」の写真をバイクで連続撮影。その後焦げるような日差しの中、環礁の離れ小島のデータなどをサンプリング。きょうは本当に消耗しまくりでした。



偶然(渡航計画を立てた際はすっかり忘れていました)にも本日は日蝕デー。ツバルでは太陽の85%が欠ける大きな部分日蝕となりました。

日蝕待ちを兼ねて島の周囲をGPS撮影しながら歩いていたら、猛烈なスコールが。他のみなさんは小屋に避難していたのですが、私は焦って日蝕フィルタなどを準備。以下のような感じでなんとかデジカメに収めました。85%も欠けるとさすがに周囲の光の状態も異様で、黄昏時のいろなのに陽は高い、ふしぎな光景が広がります。





その他HDムービーを鈴木(真)さんが頑張って撮影していたので、近日中にYouTubeにアップ予定。そしてスコール後ということで背後には見事な虹が。



一生忘れえない光景となりました。明日昼の便でこちらを発ち、フィジー→ソウル経由で帰国します。機内ではデータ整理に明け暮れそうですが。
(wtnv)

20090720

すべての路をプロット完了+左右同時撮影



本日は「涼しいうちに終える」ことを目標に7:30から撮影をはじめ、昼前にようやくフナフチのすべての路のプロットを完了(結局仕事は夕方まで続きました:後述)。







フナフチの沿岸はビーチの部分が少なく、ゴツゴツした岩場が連続しているので、海岸線を十分にサンプリングできなかったことが心残りではありますが、これだけのデータを収集した前例はなさそう。帰国後の編集がとても楽しみ。また、7/5に日本を発ってから今日までの長期間、現地調達のスーパーカブを駆って超大量の写真を撮影してくれた鈴木(真)さん、本当におつかれさまでした。

午後からは以下のような(見たまんま)仕込みを行い、島の北端から南端まで連続撮影。こうすることで、路の左右に広がる光景を同時撮影可能。

From tuvalu2009


ツバルは、昨日の報告にもあるように、路の左右の景色の間に極端にギャップがあることが多い国。カメラを持つ腕が攣りそうでしたが、興味深い資料が撮れました。帰国後、編集して公開予定。(wtnv)

20090719

日曜日は定点観測デー

本日は日曜日。日本は連休のはずですが我々は休日出勤中!酷暑の昼間を避けて(結局、朝も暑いし昼間も撮影したのですが)早朝から滑走路へ赴き、中心線を進みながら左右の景色を一定間隔で撮影。最終的にひと繋がりの巻物的ピクチャーにする予定。

From tuvalu2009


撮影終了後、週報高田君も書いているGPSつきHDハンディカムを地面に置き、インセクトビューで撮影してみると…これが予想以上に効果的。加えて編集をちょっと工夫することで面白い効果も出せそう(私の修士研究の手法を踏襲)。現時点で、調査チーム内では「いいじゃん」という評価なのですが詳細は帰国後に。

From tuvalu2009


さて日曜日、ツバルの人々は午前は教会へ。定点撮影に味をしめた私は、教会の外から定点観測ムービーを撮影。うまくいきました。ツバルの皆さんはカメラを観ると皆さんバッチリポーズを決めてくださったりするので、ここはやはり三脚などを使わず地べたに置き、虫視点から撮影するのが肝要な気がします。

From tuvalu2009


その後はバイクに乗り、再び北端のゴミ捨て場へ。ここではカメラを二台対置し、異なる景色を同じタイミングで撮る手法をテスト。





土地の幅が極端に狭いフナフチでは「振り向けばそこは○○」なことがままあるため、こういう撮影法が有効かも。丁度船が着いたばかりの港や滑走路でも、同時間異視点での撮影を行いました。動画撮影終了後は、GPSログ破損により撮り直しとなった南端へ向かう道路や路地を鈴木(真)さんが撮影。

そして合流後にwtnvのデジカメ紛失騒ぎが発生。わざわざ撮影地までバイクで送ってもらい探した挙句、結局ウェストポーチのポケットにて発見。本当に恐縮。おそろしく暑いので頭が常時ボーっとしています。言い訳です。
(wtnv)

フナフチ環礁南部を撮影

昨日はフナフチ環礁の南部まで渡航し、写真資料を収集しました。また、ツバル・オーバービューが展開しているマングローブ植樹活動の区画を、GPSでポイントするサポートも行いました。

From tuvalu2009


ボートでフナフチを出航して約30分。これで環礁の約半分を撮影したことに。海はいかにも熱帯の海の色をしていて、沖縄・八重山の海を思わせます。ただし前回の報告にあるパノラマ画像に象徴されるように、ツバルでは外海とラグーンが極細の陸地を挟んでいるため、突如群青の荒々しい海に切り換わったりと、不思議な光景が展開されます。

From tuvalu2009


たどり着いた環礁の端では、伝統的工法のエッセンスが残る家やマングローブの成長のようすを撮影し、位置情報付きの貴重な資料を得られました。写真群は帰国後に精査して公開予定ですが、取りあえずGPSログのみをスクリーンショットでご紹介。

From tuvalu2009


滑走路に沿った連続シークエンスの撮影も行っています。もともと私が合流する前に鈴木(真)さんが頑張って撮影してくれていたのですが、GPSロガーの不調で位置マッチングができず、やむなく撮り直しています。Photosynthなどのサービスで合成すると面白いコンテンツになりそうです。

From tuvalu2009


今日は日曜日、ツバルの人々はお休みモードです。我々は撮り残した路地の撮影や、定点観測ムービーの撮影を行う予定。(wtnv)

20090718

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週報20090718

こんにちは。高田です。
週報をアップするのが多少遅れてしまい申し訳ないです。
それでは早速、今週の研究室の様子をお伝えします。

今週は渡邉先生がツバルにいらっしゃる為ミーティングは行われませんでしたが、卒業研究,卒業制作の中間発表前ということで、個人個人の動きは活発でした。私も金曜日に締め切りだった研究計画書の概要の作成に追われました。私が作ったものはこんな感じです。

(詳しくはBlogの方をご覧ください。)
研究計画書については卒研生のみならず、研究生の裕一さんや倉谷さんも書かれていますので、近々研究室のメンバー全員分の計画書が各人のブログで公開かれることと思います。

それから、研究室にまた新たな機材が運ばれてきました。

wtnv研的には非常に重要(?)なGPSユニット。
パッケージには堂々とGoogle Earthの画像が使われてますね。


ビデオカメラ。この写真もそのカメラを使って撮っています。
上のGPSユニットをつなげて、位置情報入りの動画や画像を撮ることも可能です。
早速裕一さんがこれらを使って実験していたので、記事にリンクをしておきます。
http://tmustudio.blogspot.com/2009/07/gps.html


iPhoneアプリ開発用のMacBook ProとiPod Touch,それからモバイルノート。巷ではネットブックとかUMPCとか呼ばれているみたいです。


絵を描くメンバーにはうれしい高解像度モニター。
私の机ではもうメインモニター化してます。

こんな感じです。
いよいよ各人研究,制作に必要な機材が出揃い、いよいよ制作に熱が入るのでは、と期待しています。私も頑張らねば。

(高田健介)

20090717

ツバルにて

(以下、wtnvによる代理投稿です)



ツバルに来て11日目です。
先生とも無事合流し、今までの調査結果の報告・整理を行いました。
これまで、先行調査では、15秒間隔にツバルの写真をとってきました。
ツバルの北から南まで。

島は縦に伸びていますが、中心部と南部、北部では大分イメージが変わります。
中心部は人がとても多く、左右には木造の建物やお店が並んでいます。
陽気でふくよかなおじちゃん、おばちゃん、学校帰りに裸足でじゃれている子供でにぎわっています。

一方中心部からバイクで20分ほど行く北部は、これぞ南の国というイメージの世界が広がります。細い道の両端には高い椰子の木、木の隙間からみえる青い海。心地よい風。


(スクロールしてパノラマ画像をみてください)

また、北部では人間の残した痕もみることができました。
非常に『発展』という言葉を考えさせられます。

変わって南部はのどかな村というイメージ。
北部に比べて人間味に溢れていて、バイクで行くとそこらへんにいる子供や鶏やひよこや犬にぶつかってしまいそうなくらい道路でみんな元気よく遊んでいます。

実際の写真は後日公開を楽しみにしていてください。
ツバルの雰囲気が伝わるような、見たらツバルに行きたくなるような、そんな出来になると確信しております。

南北合わせて2000枚以上の写真を地図に起こしていただき、その結果が以下です。
ご覧ください。





(鈴木真喜子)

20090716

ツバル着


■このプロジェクトは2009年に「ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト」として公開され,第13回文化庁メディア芸術祭にて審査委員会推薦作品に選ばれました.現在のプロジェクトの状況はこちらをご覧ください.(2012年4月追記)



本日、二日がかりで無事ツバルに到着しました。快晴です。



フナフチを貫く滑走路は、日に数度しか飛行機が飛んでこないため、ふだんは憩いの場となっているようです。犬が駆け回り、消防車がサイレンを鳴らしながらそれを追いたてて飛行機のランディングルートを確保する、という状況。こんな感じで、ツバルは基本的にほぼ変わらぬ日々がゆったりと過ぎていく国らしいのですが、今日はニュージーランド空軍の輸送機が到着するというイベント日だったようで、村ならぬ国中総出で見物にやってきています。




今日はとりあえず、GPSを使った撮影テストを行いました。また、私が合流する前に鈴木(真)さんが既に数千枚のGPS付き画像を撮影してくれています。お陰でフナフチの道路沿いのルートはほぼ押さえられていますが、まずは今日、私が撮影した写真をGoogle Mapsコンテンツとして公開してみます。Google Earthデータはこちら


View Tuvalu_test in a larger map

こちらは何故かGoogleのサービス群へのアクセスが極端に悪く、gmailを開くのに数十分掛かるといった状況。昨晩、経由地のフィジーでは夜中すぎに状況が良くなったので、ツバルも同様かも知れません。このあたり、リッチなコンテンツを使い慣れている調査メンバーには相当なハンディ。今回、懐かしのASKA BBSを立て、書き込みがあったらスタジオのgoogle groupsに転送されるように設定して連絡用に使っています。ナローバンド側は旧いテクノロジーのBBS、ブロードバンド側は2009年のgoogle groupsと、時をまたいだコミュニケーションです。ふだんの活動で対象にしているエリア(=ブロードバンドが普及している世界)がいかに特別であるのか、思い知らされます。

あと一週間滞在。海岸線の撮影などを予定しています。(wtnv)

20090714

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「基礎ゼミナール」最終発表

全学一年生対象の講義「基礎ゼミナール」の最終発表会を7/8に行いました。



私は昨年の着任以来はじめて担当したのですが、いや実に楽しかった。こんなに楽しいのがわかっていたなら、昨年から担当したかったかも。お題は「近未来のインターネット環境におけるプロジェクト立案」でした。中間発表会の記事はこちら

幸か不幸か濃いメンツが多いクラスで、個性の強い案が出そろいました。一年生離れした構想力や一貫性、そしてプレゼン力を感じることもありました。このきらめきを喪わないまま学年を進んで欲しいものです。受講生の皆さん、アシスタントとして参加してくれた鈴木(真)さん、清水要くん(from 笠原研究室)、おつかれさまでした。全員、今後の糧にしていってください。(wtnv)

以下に全チームの発表資料を載せておきます。(まだ未提出のチーム分は随時載せます)Google Docsにコンバートした時点でレイアウトが若干崩れています。











20090713

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週報20090709 from Tuvalu

ツバルに出張中の鈴木(真)さんから週報が届きました。あちらはナローバンドでblogの更新が難しいため、wtnvが代理投稿します。

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こんにちわ。
首都大学東京、東京都、日本を離れてツバルからレポートさせていただきます。

今、ツバルオーバービューとの共同研究のための資料を撮影しに現地に赴いています。

私に課せられました課題は、『GPS情報を持った写真。映像資料の収集』。

日々、GPSを手に写真をとっています。

ところで、ツバルという国をご存知でしょうか?

ツバルは、
  • 島国→9つの島からなっている。首都はフナフチ。
  • 面積→バチカン市国に次いで世界で二番目に小さい。
  • 人口→1万人弱
  • 主食→魚、米(昔はイモ)
  • ネット→.tvドメイン取得。でもネットワーク環境はちょっとつらい。
というところです。

こんな島でなぜGPSが活きるかといいますと、私がいま滞在していますフナフチ環礁フォンガファレ島。
人が住んでいるところが1km×1km、南北にちょっとだけ長い島なので、バイクがあれば島の端から端まで移動することが可能です。

しかも、この島、気候変動の影響で近い未来沈んでしまうかもしれないと言われています。

なのでこの島のアーカイブをつくり、インターネット空間にビジュアル化し、多くの人にしってもらおうというものです。写真をもとに立体を起こします。

というわけで、日々GPSを片手に写真を撮っています。

今撮影しているものは、
  • 海岸線
  • 島の南北をつなぐ道をgoogleのストリートビューのように撮影
  • 島で出会う人たちの写真
  • 不思議と思った風景
  • お店やレストランの中
これが結構難しいんです。
まず、みんな決めポーズをしてくださること。
ナチュラルな写真がとれません。
また、風景に慣れてきてしまい、どんな写真が面白いのか分別がつかなくなってきたこと。
そしてすぐにスコール。カメラが壊れてしまう勢いです。
さらには暑い。日射病になります。

でも、とてもいい国です。
雨が降ってきたら、ぜんぜん知らない人でも雨宿りさせてくれます。

子供がみんなとてもいい子です。
無邪気です。

おばちゃんがとても陽気です。
トラックの荷台に乗って、歌を歌いながら、町中を回っています。

暑いところだから、昼間はほとんどみんなごろごろしています。
とても気持ちよさそうです。
この人たち仕事してるのかしら?って感じです。


まぁそんなこんな国にいます。

まだあと一週間滞在しているので、ご希望の写真がありましたらコメントください。
撮影して日本にもって帰ります。 (鈴木真喜子)

20090712

(GUNDAM+お台場)×GPS



お台場で、ツバルで使用するSONY GPS-CS3のテストを行いました。ちょうどGREEN TOKYO ガンダムプロジェクト開催中ということで、自宅からガンダムの足もとまでのログを取っています。撮影にはSONY DSC-T70を使用。



メモリースティック or SDカードをGPSユニットに差し込むとexif GPSが自動的に書きこまれます。ただし今回はPC上でGPS Image Trackerを使って書きこみました。ナローバンド環境のツバルでは、位置照合用のGoogle Mapsの表示は難しそうなので、GPSユニット上での書き込みが必須かも。
ともあれ、取得された位置情報が予想以上に高精度なのには驚き。これは期待大。先行して現地入りしている鈴木(真)さんが、既に大量の位置情報付き写真を撮影しています。さて、SONY純正のソフトだとプレイスマークが生成されますが、現在、研究生の渡邊裕一君がexif GPSから写真オーバーレイ(PhotoOverlay)を自動生成するサーバプログラムに取り組んでいます。これにより、神の眼・鳥の眼からみたGoogle Earth上のツバルに、人の眼からみたツバルを重ね合わせて再現することができます。また、持参するHANDYCAM HDR-XR520にもGPSが搭載されており、動画を移動軌跡に沿って再生することも可能。現地の取材で、そして秋のプロジェクト公開まで、色々と楽しめそうです。(wtnv)

20090710

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週報20090710



今週の週報担当の鈴木(真)さんは現在ツバルに出張中です。ということで、最初で最後になりそうですが、今週はwtnvが週報を書きます。以下、今週のスタジオログ。
  • 4年生講義でマイケルジャクソンPV集を閲覧:最後のスーパースターさようなら。
  • 鈴木(真)さんツバルへ出発:小トラブルはありつつも、調査は順調に進行中のようです。
  • スタジオミーティング:卒業研究梗概&進学組の研究計画書添削→近日ある程度公開予定。
  • 電源工事に伴う配線引きなおし:ケーブル類がものすごくスッキリしました。
といったところです。浮き沈みなく、梅雨の小糠雨ならぬ小康状態です。来週はGPSユニットやiPod Touch、MacBook Pro、外付けディスプレイ、Second Lifeサーバなど、色々な機材が搬入される予定です。

さて、以前、倉谷さんの週報で触れられていたように、最近のホワイトボードの中央部分は年度内のさまざまな予定(は未定)で占められています。

予定+作業中のふたり+書き置き

これからまた熱い日々が続きます。現時点ではとりあえず、卒業制作中間発表→大学院入試→SIGGRAPH ASIABAKA-JA・・・といったところを念頭に置いて行動してほしいところです。

私も来週火曜日からツバル出張です。回線状況があまり良くないようですが、もし可能ならあちらの風景込みで出張報告したいと思います。

冒頭の絵は、茂木君の質問「今までで自分の意思が変わるきっかけとなった作品は何ですか?」への回答。私の場合は建築家/画家のLebbeus Woods(レベウス・ウッズ)の作品です。色鉛筆を使ったドローイングですが、底知れぬ魅力があります。自分の卒業制作や、その後の仕事にも強く影響を受けています。(wtnv)

20090706

日本バーチャルリアリティ学会論文誌Vol.14 No.2 2009

日本バーチャルリアリティ学会論文誌Vol.14 No.2 2009に、渡邉英徳:著「コンテンツ志向の空間~三次元仮想世界の建築空間デザインメソッド~」が掲載されています。ちなみに表紙構成は同じく首都大の串山久美子さん。



建築デモ」「デジタルデザインコンペ2007」「3D image database of Oscar Niemeyer」「SIGGRAPH Archive」などの活動、制作を通じて徐々にかたちを成してきた”三次元仮想世界の建築空間モデル”「コンテンツ志向の空間(Contents Oriented Space)」と、それを活用したデザインメソッドの提案を行っています。また、実世界の建築デザインメソッドとして、wtnvが東京理科大学大学院在籍中、研究に参加していた「スペースブロック」を参照しています。そういう意味では、これまでの活動の集大成的な位置付けになります。

詳細については論文を読んでいただきたいところですが、とりあえず「コンテンツ志向の空間」の空間モデルを以下に掲載しておきます。



自分の場合は実務家教員として首都大の准教授になったため、研究者としてキャリアを築いてきた方々とは違い、査読付き論文誌への投稿・採録ははじめての経験でした。そのうち慣れっこになるのかも知れませんが、はじめての作品発表・商品化・展覧会などと並び、自分的にはちょっとした記念です。

本文の謝辞でも触れていますが、執筆にあたりご協力いただいた大和田茂さん、羽尻公一郎さん、白井暁彦さんに感謝いたします。(wtnv)

20090703

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週報20090703

20090703 22:12
遅くなりました、今週の週報担当の茂木です。





今週は鈴木さんが数週間ほどツバルへ旅立つので木曜日にその送別会を行いました。
この研究室はこのような催し物をよく行います。ゲストの方とも話せますし普段たまったものを
発散することもできるし楽しいです。普段機械ばかり相手にしているのでこういった場を多く
もうけるのは必然なのかもしれません。

そして機材管理や掃除担当などの担当の中で”幹事”という役職を任された河原君の初仕事でもありました。
ちなみに高田君が酔いつぶれました。





そして七月になり卒業制作の中間発表が近づいてきました。
各々中間発表に向けて準備を進めてきています。



ちなみに私は卒業制作に対してかなり悩んでいたことがあり、渡邉先生に相談したところ叱咤(激励)されました。
その甲斐あって悩みは解決しそうです。ありがとうございます。





ではお決まりの質問回答です。

私の名前の由来は神社で選ばれたそうで、それ以上のエピソードは私は知りません。
コレだけだとさびしいので名前の話でひとつ。
実は茂木俊介という名前なのですが
「茂」という字には「人より優れた、才能のある」という意味があります。
また「俊」という字にも「才覚のある、突出した才のある」という意味があります。
さらに「俊茂」という熟語まであります。意味は上記の字と同じです。
加えて神社にて与えられた名前…はい、完全に名前負けというやつです(笑)


いつかこの名前を誇れるようになりたいものです。努力致します。





さて三週目となった週報ですが次の担当の鈴木さんはツバルへ行っているので更新できるのでしょうか。
ひとまず次の質問は「今までで自分の意思が変わるきっかけとなった作品は何ですか?」です。





では鈴木さん行ってらっしゃい!(茂木俊介)